アオーレ長岡で、クマから身を守る対策を正しく知り、注意してもらうための市民向け学習会を開催しました。
講師の鳥獣被害対策専門員が、10~12月の冬眠前に人身被害が多発することや、良い餌場を見つけると執着するクマの習性、生ごみなどを畑や小屋に置かないなどの対策を紹介。
クマに遭遇した場合の対策の実演も行い、参加者は手を組んで首の後ろをガードし地面に伏せる防御姿勢や、クマ撃退スプレーの使い方を真剣な表情で学びました。市内の40代男性は「防御姿勢など具体的なやり方を実践でき理解につながった。今後周りの人にも学んだ対策を伝えたい」と話しました。
県内では「クマ出没特別警報」が発表されています。11日には、栃尾地域の大川戸地区で70歳代の男性がクマに襲われ、顔や胸などをケガする人身被害が発生しました。県内では9月にも4人の人身被害が立て続けに発生しており、市内でもクマの出没が相次いでいます。今秋はクマのエサとなるブナの実が凶作で、クマが人の生活圏に出没する恐れが高く、十分に注意が必要です。命を守る行動をとるとともに、寄せ付けない、被害に遭わないための対策を行いましょう。
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