長岡出身の考古学者で8月に亡くなった小林達雄さんの追悼展が、馬高縄文館で始まりました。
小林さんは國學院大學の教授として縄文時代の文化や精神を長年研究。その成果を国内外に発信する傍ら、長岡市史編集など地元の歴史研究に大きく貢献しました。イギリス・大英博物館への火焔型土器の展示を提案・実現させるなど、長岡ゆかりの縄文文化の発信にも尽力しました。
追悼展では、小林さんの功績を紹介するパネルや関連書籍などを展示。初日には市内外から人が集まりました。生前親交があったと言う夫婦は「小林さんは説明が分かりやすいのに深みがあり、話を聞くたびに “小林ワールド”に引き込まれた。郷土愛にあふれ、長岡に貢献できることはないか常に考えていた」と懐かしみました。
会期は12月27日(土)まで。11月3日(祝)までは特別展「火炎土器と三十稲場式土器 ー長岡・十日町周辺の様相ー」も開催しています。
実際に持ち上げることができる火焔土器のレプリカや、縄文をテーマにした現代アートもあり、さまざまな観点から気軽に縄文文化に触れられる馬高縄文館。この機会にぜひ訪れてみてください。
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