最終更新日 2016年4月1日
2014年8月31日
NPO法人中越防災フロンティアの主催で防災運動会が開催されました。会場は、中越大震災のときに芋川をせき止めた土砂崩れ現場で、その後に復旧工事で平地となった場所です。山古志地域の総合型クラブY-GETS(ワイゲッツ)のみなさんが競技を運営し、住民をはじめ、自衛隊や国土交通省など復興に関わった団体など約300人が参加しました。
運動会の前の昼食は、炊き出しのおにぎりと豚汁です。おにぎりは、ビニール袋に米と水を入れ、それを鍋で沸かして作るというもの。炊飯器や食器の用意がない災害時に役立つ作り方です。
運動会ではユニークな競技の数々を開催。こちらはラムネの早飲みリレーです。炭酸と、瓶の飲み口をふさぐビー玉に悪戦苦闘しつつも、たすき代わりのヘルメットをつなぎます。一見、防災と関係なさそうですが、楽しみながら地域のみなさんが一緒になって絆を強めていくことが、いざというときに力を発揮するんですね。
毛布と棒で担架を作って、救助が必要な人を搬送するレース。競技の前に中越市民防災安全士会のみなさんが、担架の作り方や運び方を丁寧に教えました。
バケツリレーでは、みなさん一丸となって水を送ります。
最後は復興支援への感謝を込めて、土のうを並べて「ありがとう」の文字を作り、参加者全員で記念撮影しました。
10年前に甚大な被害を受け「全村避難」となった山古志地域ですが、今では、防災の取り組みも笑顔あふれる楽しいイベントにしているところに、地域のみなさんの大きなパワーを感じました。(T)
2014年8月27日
今回のブログは広報課で実習中の大学生Yが担当します。
山古志地域の直売所やお店をたくさんの人に巡ってもらおうと、11月3日まで「山古志散策スタンプラリー」を開催しています。
まずはスタンプラリーの台紙をゲット。台紙はラリー協力店や山古志支所、アオーレ長岡情報ラウンジなどにあります。裏面にはラリー協力店一覧を掲載。4地区全28店で買い物をするとその地区のスタンプを押してもらえます。
竹沢地区の桂谷直売所では農家のお母さんたちが作った新鮮な野菜を販売しています。今はカボチャやかぐらなんばんなどが並び、お母さんたちとの会話を楽しみながら買い物ができます。
こちらは三ヶ・東竹沢地区の郷見庵(さとみあん)。中越大震災で水没した家屋が残る木籠メモリアルパークのすぐ近くにあります。野菜や手作りの土産品などのほか、土・日にはもみ殻を燃料とするぬか釜で炊いたご飯のおにぎりを販売しています。
そしてスタンプを3つ以上集めて「やまこし復興交流館おらたる」に持っていくと…
アルパカグッズやかぐらなんばんの加工品などの中から、くじ引きで一品をプレゼント。さらに、4つ全てを集めると抽選で山古志産の牛肉など豪華特産品が当たります。
震災から10年が経ち、直売所の人たちとの会話の中にも復興を感じ取ることができました。山古志のきれいな風景やおいしい食べ物にたくさん出会えます。みなさんも気軽にスタンプラリーに参加し、山古志の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。(Y)
2014年8月24日
小国地域で「もちひとまつり・おぐに大花火大会」を開催しました。
各集落の趣向を凝らした山車(だし)が巡回。沿道からは、手を振り声援が送られました。
ステージで披露された巫女爺(みこじ)踊り。ユーモラスな動きの「ジサ」とあでやかな「アネサ」の二体の人形を使ったこの人形踊りは、太郎丸集落に約130年前から伝わる民俗芸能です。
地元住民なら音が流れるとつい体が動いてしまう小国音頭では、子どもからお年寄りまで約600人が総踊り。
夕暮れには、幻想的な平安行列が練り歩き、以仁王(もちひとおう)が生きた時代、平安時代へといざないました。
このほか、勇壮な神輿渡御や、迫力満点のフェニックス花火などが会場を盛り上げました。
◇ ◇
小国支所の広報担当者Mのリポートでした。
もちひとまつりは、小国の歴史や文化を後世に伝えたいという思いから始まったお祭りです。地域では歴史をわかりやすく描いたマンガ本も作られています(詳しくは小国支所産業建設課 電話95-5906)。みなさんもぜひ郷土や地域の歴史を探ってみてはいかがでしょうか。(Su)
2014年8月23日
天候不良で順延していた寺泊港まつり海上大花火大会を開催しました。
花火大会前には「長岡灯りの祭典in寺泊」を同時開催。よさこい踊りやフラダンスなどが会場をにぎやかにします。
家族、友人、地域への感謝を込めた灯籠が、夕暮れの砂浜をほのかに灯しました。
そして、待ちに待った大花火大会です。寺泊の花火と言えばコレ。日本海を美しく染める海中海空大スターマインです。
平原綾香さんの「Jupiter」の曲にのせて海上フェニックス花火。子どもたちが地域に誇りを持って羽ばたいてほしいという願いを込めて、大空と大海原いっぱいに打ち上げられました。
◇ ◇
寺泊支所の広報担当者Iのリポートでした。
海の花火はひと味違った良さがありますね。訪れた大勢の人たちが、浜辺で夏の風物詩を楽しんだようです。(T)
2014年8月17日
越後長岡応援団で歌手・音楽家の宇崎竜童さんと、妻で作詞家・作家の阿木燿子さんが作った曲を通して、長岡を音楽文化でひとつにする「ミアモーレプロジェクト」が始まっています。
曲のタイトルは「故郷(ふるさと)はひとつ」。長岡人(ながおかびと)のイメージソングとして広く愛されることを目指します。
この曲を地域に広げるための歌い手を決めるオーディションをアオーレ長岡で開催しました。
応募があった92組116人の中から1次審査を通過した14組が出場。宇崎さん、阿木さんを前に順に発表していきます。ふるさとへの思いを含めた自己PR、自分が得意とする曲と課題曲の「故郷はひとつ」を歌いました。
審査の結果、(左から)上野麻耶さん、高橋大さん、南須原亜海さん、三冨彰吾さんの4人を歌い手に決定。「大好きな長岡の歌を歌えることがうれしいです。どんどん広げていきたい」「厳しい特訓が始まりますが精いっぱい頑張ります」とこれからの意気込みを語りました。
作曲した宇崎さんは、「子どもからお年寄りまでが歌えるメロディーにしました。歌を聞いた人が歌いたいと思ったり、自分の気持ちを歌に乗せて聴いたりしてほしい。今日は長岡の若い人のパワーを目の当たりにして、これからの長岡の発展を確信しました。越後長岡応援団の一人として誇りに思える一日でした」と歌に込めた思いや審査の感想を話しました。
今後「故郷はひとつ」を、学校や地域の催しなどさまざまな場で世代やジャンルを問わず歌唱・演奏してもらえるように編曲し、長岡のみなさんに愛される曲となることを目指します。
楽曲はこちらで試聴できます。歌い手による初お披露目は10月4日(土)、アオーレ長岡で行います。(T)
2014年8月16日
みしま体育館周辺で三島まつりを開催しました。
「全日本丸太早切選手権大会」では、県内外から集まった力自慢たちが勇ましい掛け声とともに丸太を力強く切り落としました。しかし、あいにくの雷雨のため残念ながら予選会で中止に。
地域のみなさんの熱い思いが届いたのか、天候は徐々に回復。ステージではフラダンスやよさこい踊りなどが披露され、会場は再び元気いっぱいに。
「ソイヤ!ソイヤ!」と勇壮なみこし渡御。会場の熱気は最高潮に高まりました。
今年は、特別ゲストに越後長岡応援団で演歌歌手の小林幸子さんが登場し、数々の名曲を熱唱しました。集まった大勢のみなさんが、一緒に口ずさんだり、手拍子を打ったりと大盛り上がり。
雨に見舞われ、一部行事が中止になるハプニングがありましたが、今年も活気あふれる三島まつりとなりました。
◇ ◇
三島支所の広報担当者Siのリポートでした。
三島まつりでは竹灯籠のライトアップも開催。設置や点灯作業は多くのボランティアの手で行われました。
これからも地域のみなさんが一丸となってさらに盛り上がっていくといいですね。(O)
2014年8月16日
8月14日~16日の3日間、ふるさとわしままつりを開催しました。
初日の14日は百八灯と小島谷おけさ、島崎おけさの盆踊りが行われ、大花火大会では鮮やかな花火が夜空を飾りました。
15日は道の駅良寛の里わしまで、小学生のスクールバンドや太鼓の演奏、よさこい踊りに芸自慢大会とさまざまなイベントを実施しました。今年は「かき氷早食い競争」や「風船早割り競争」といったユニークなイベントも初開催。
あいにくの雨となりましたが、竹灯籠点灯式には大勢の人が参加。会場は優しいあかりに包まれました。
最終日は、市の無形文化財・六夜祭の弓踊り。赤い装束に身を包んだ中学生たちが、全身を反らして弓を引きながら島崎地内を練り歩き観客を魅了しました。
今年もたくさんの笑顔の「和」が広がったふるさとわしままつりとなりました。
◇ ◇
市民リポーターの金山さんと、和島支所の広報担当者のリポートでした。
15日の「かき氷早食い競争」などは、まちづくりに取り組む「わしま青年夢来(むら)」のみなさんが企画したとのこと。新しい取り組みと古くからの伝統行事、どちらも大切にして、さらに盛り上がってほしいですね。(T)
※15日の写真は市民リポーターが撮影
2014年8月14日
厳しい予選を勝ち抜き全国大会に出場する選手を送り出す激励会をアオーレ長岡で開催しました。市内中学校8校33人、市内高校4校49人が全国中学体育大会や高校総体水泳競技大会などに出場します。
森市長は「みなさんの無限の可能性に向かってこれからも練習に励み、大会では全力を尽くし、大きく成長して長岡に帰ってきてください。みなさんの健闘を心から願っています」と激励しました。
選手を代表して長岡大手高校・吉津智司さんらが大会への決意を発表。「スポーツ選手として、また長岡市、新潟県の代表として、高校生らしいさっそうとしたプレーで頑張ってきます」と意気込みを述べました。
最後に中越高校チアリーディング部が元気な演技で選手たちにエールを送りました。
日ごろの練習の成果を十分に発揮し、選手のみなさんの活躍を期待しています。(O)
2014年8月12日
長岡産食材の認知度向上、消費拡大を目指した「いいね!ながおか産食材総選挙!!」。13品目が立候補した2回目となる今年、8月5日までの約1カ月半にわたる選挙の開票と結果発表会をアオーレ長岡で開催しました。
開票作業では、投票総数6,925票が本物の選挙さながらに仕分けられていきます。
そして、結果発表会では選抜食材に選ばれた5位の「さくらんぼトマト」から「おぐに産バナナカボチャ」「長岡産 旨!!枝豆」「長岡産 巾着なす」と順番に発表され、見事1位を獲得したのは…
1,470票を獲得した「和島のガンジー牛乳」。生産者の加勢さん(左)は「ガンジー牛乳は栄養価が高く、濃厚で後味がさっぱりしているのが特徴です。これからももっとおいしい牛乳を生産し、長岡から全国へ広めていきたいです」と話してくれました。
9月には、上位5つの選抜食材を使った期間限定メニューを市内飲食店で提供します。詳しくは越後ながおか遊学NAVIをご覧ください。(I)
2014年8月10日
中之島夏まつりを中之島支所周辺で開催しました。オープニングは、体の芯まで響きわたる和太鼓の演奏でスタート。
子ども会で一生懸命に作ったユニークな子ども神輿(みこし)がメーン会場を練り歩きます。「ワッショイ!ワッショイ!」と、子どもたちのかわいい元気な声は会場を笑顔でいっぱいに。
色とりどりの衣装を身にまとい、県内から9団体が参加した新潟下駄総踊りでは、華麗に宙を舞い観客を魅了しました。
素敵な浴衣の着こなしを競う「ゆかたコンテスト」を初開催。浴衣が似合う9人が参加し、炭酸早飲みゲームなどで投票権のある来場者にPRしました。
このほかにも、艶やかな大民踊流しや勇壮な神輿渡御で会場は熱気に包まれ、メッセージ花火で祭りを締めくくりました。
◇ ◇
以上、中之島支所広報担当Sからのリポートでした。
今年、初開催のゆかたコンテストは、着こなしだけでなく、ゲームなどで来場者の心をつかむこともポイントとのこと…とてもユニークですね。(Su)
2014年8月6日
長岡のものづくり企業の優れた製品・技術を紹介する市政だよりの連載「知ってる!?ながおかモン」。最終回の8月号では、北越紀州製紙株式会社長岡工場で製造している特殊紙「チップキャリアテープ」を紹介しています。
長岡工場は、「こんな紙があったらいいな」という顧客のニーズに合わせたさまざまな特殊紙を専門に作っている工場です。工務部長の栗林雅之さんにお話を伺いました。
「いろんな種類の紙を、特定のお客様ごとにカスタマイズして商品を作る。それが長岡工場のコンセプトです」と栗林さん。「紙でしか機能を果たせないものが必ずあります。お客さまに安心して使ってもらえるよう、開発、生産を進めています」と語ります。
こちらは、紙製の担架。この原紙を作っているのが同社です。紙の強さと軽さ、そして折りたたんでコンパクトに保管できるという点で紙の特性が活かされています。
紙スプーンの原紙も作成しています。金属のスプーンより紙の方がけがをするリスクが少ないため、介護施設などでお年寄りが食事をする際に役立っています。
ほかにも、厳しい使用条件にも耐えられる紙やすりの原紙や、水分(汗)を吸収する特性を活かして靴のインソール、60色にわたる色とりどりの折り紙など、さまざまな紙を作っています。
そして今回8月号で紹介しているチップキャリアテープは、自動車や携帯電話などに使われる抵抗やコンデンサーチップといった小さな部品を、製造メーカーから基盤へ装着するメーカーへ運ぶのに使われる紙です。テープに開けられた穴に部品を入れて運びます。
強くてしなやかな紙の特性を活かしたこのテープが、私たちの日常に欠かせない電気製品の製造に役立っているんです。
こちらがテープの原紙です。この紙に詰め込まれた同社の技術とは!?続きは市政だより8月号裏表紙をご覧ください。(T)
2014年8月3日
姉妹都市・米国ホノルル市からカーク・コールドウェル市長夫妻が「長岡ホノルル日米友好記念事業委員会」に出席するため長岡市を訪れました。コールドウェル市長は副市長として2009年に長岡を訪問してから2度目の滞在。2008年から続く両市の交流にご理解、ご尽力をいただいています。また、昨日2日の大花火大会でホノルル市側から初めて「慰霊と平和を祈る花火『白菊』」を打ち上げていただきました。
今日は平和の森公園で、長岡空襲殉難者の冥福を祈り平和像に白い菊の花輪を手向けました。ホノルル市長の献花は初めてのことです。コールドウェル市長は「柿川のせせらぎが聞こえ、青い空のもと美しい緑の木々に囲まれたこの雰囲気に平和を感じています。1945年8月1日に忌まわしい惨事が起こったことが信じられないくらいです。花火大会では長岡市と一緒に白菊を上げさせていただきました。今日は森市長と一緒に白菊の友情の輪をつくったという思いでいます。両市は共に平和のための架け橋を築いていきたいと思います」と話しました。
山本五十六記念館や戦災資料館の見学では、展示物に見入ったり、熱心に質問したりと高い関心を示していました。
また、馬高縄文館にも訪れ火焔土器などを見学。実は3月に森市長がホノルル市を訪問した時に贈った火焔土器のレプリカに大変興味を示し今回の見学を楽しみにしていたそうなんです。「世界に誇るコレクションですね」と絶賛していただきました。(M)
2014年8月3日
大花火大会2日目。約50万人の観覧客が花火の打ち上げを待つ中、午後7時、平原綾香さんが花火会場に登場し、復興祈願花火「フェニックス」のBGM「ジュピター」を披露しました。
復興10年の節目に“生”で聴くジュピターは感慨もひとしおです。会場から大きな拍手が送られました。
「天地人花火」。NHK大河ドラマのテーマ曲に合わせて打ち上がります。次々と変わる場面展開や、1発の玉の中で光が移動する新たな趣向に目を奪われます。
5色が同時に花開く超大型ワイドスターマイン。
そして、いよいよジュピターの曲にのせて上がる10年目の復興祈願花火「フェニックス10」です。
10カ所から打ち上がる壮大なスケールで見る人を圧倒します。終盤の尺玉の連打では、復興を遂げたくましく前へと進む長岡の力強さを感じさせてくれます。
復興への想い、全国への感謝の気持ちをのせて不死鳥が羽ばたきました。
フェニックス10の打ち上げを見届けた平原さんは「フェニックス花火をきっかけにジュピターに故郷ができました。『私を呼んだならどこにでも行くわ』の歌詞のところで不死鳥が羽ばたきました。私たちは一人じゃない。どこにいたって、気持ちがつながり、何年も先の未来にだってつながっていけるんだなって…。この気持ちのこもった花火がずっとずっと打ち上がることをお祈りしています」と語ってくれました。
長岡花火のシンボル、正三尺玉。信濃川に架かる大瀑布・ナイアガラとのコラボレーションです。大輪の花と弾ける音が、見る人の心に響きます。
花火「この空の花」は、まるで“ワンダーランド”のよう。
超大型ミラクルスターマイン。立体感あふれる大迫力の花火です。
クライマックスは尺玉百発。観覧客からの歓声が止みませんでした。
最後は花火師さんへ観覧客から“ありがとう”の光のメッセージが送られました。今からもう来年が楽しみですね。
今年の観覧者数は2日間で103万人。土日の開催で過去最高の人出となりましたが、安全対策へのみなさんのご協力により無事に終了することができました。大変ありがとうございました。(T)
2014年8月3日
長岡まつり2日目の昼行事。大手通りのわんぱく広場は大勢の人でにぎわいました。
恵和保育園の太鼓演奏。小気味のいいリズムで、元気いっぱいに披露してくれました。
こちらは山古志産の錦鯉の稚魚のつかみ取り。すばやい動きで逃げる稚魚を「待って、待って!」。
三島地域の丸太早切り体験では、力を合わせて一生懸命のこぎりを引きます。
水鉄砲で的を狙って「えいっ!」。
人気ヒーローの登場に、大手通りを埋め尽くすほど大勢の親子が集まりました。
宮城県の石巻日高見太鼓の披露も。「昨日の長岡花火を見て元気をもらいました。私たちも東日本大震災からの復興に向かって頑張ります」と話し、力強く演奏してくれました。
吉本芸人のパレード。広報テレビ番組「ロングヒルの秘宝」でも大活躍のハイキングウォーキング・鈴木Q太郎さんは大人気です。ステージのお笑いライブでも、大爆笑を湧き起こしていました。
このほか、昔のおもちゃ作りや消防体験など、子どもたちが喜ぶコーナーが盛りだくさん。暑さを吹き飛ばすほど元気いっぱいの昼行事でした。(T)
2014年8月2日
長岡市の米国の姉妹都市の代表が初めて長岡に一堂に会し、姉妹都市交流の在り方や平和交流の大切さを考えるフォーラムをアオーレ長岡で開催しました。
最初に、米国大使館のセシル・シェイ報道官が「日米をつなぐ人と人との絆」と題した基調講演を行いました。セシル報道官は「戦後、日米両国は、二度と世界を戦争に向かわせないという共通の目的のもとに強固なパートナー関係を堅持してきました。この良好な関係を維持し続けるには日本人とアメリカ人が互いを学び、共通点を楽しみ、違いを尊重する姿勢が大事であり、国民同士の絆を深めることが国家間の絆につながります」と話しました。
また、日本人の留学人口が減少していることに触れ、「留学は、コミュニケーション能力やリーダーシップを磨くなど、人間の成長にとって大切な経験です。留学を通した人と人との交流が日米友好、平和への礎となります」と語り、米国大使館が日本人の留学を支援する方針を明らかにしました。
パネルディスカッション「姉妹都市交流を考える~日米友好とその先の未来へ~」では、森市長、カーク・コールドウェルホノルル市長、ロンダ・スタッカーフォートワース姉妹都市協会長岡委員長、エドウィン・ホーキンスハワイ日米協会理事長が登壇しました。
森市長は「お互いの違いを知ることが大切。違う意見を持った人間といかにコミュニケーションをとることができるかが重要です」と話し、「パイオニアスピリットをはじめとするアメリカの原点、異文化を体験するにはフォートワース。歴史を学び、平和交流を行うにはホノルル」とそれぞれの市との交流の特色も触れました。
また、ホノルル市やフォートワース市での姉妹都市交流を経験した高校生や大学生、市内で外国語指導助手(ALT)として活躍する米国人も自身の経験を披露しました。フォートワース交流に参加した高校生は「生活や時間を共有した異国の友人と戦争をすることはできません。世界中の紛争のほとんどは人と人のコミュニケ-ション不足が原因なのでないかと思います」と語りました。
コーディネーターを務めた藤崎一郎日米協会会長は「姉妹都市交流で大切なことは、「選択」よい交流相手を選ぶ。「集中」一つの都市と深く付き合う。「継続」交流した人が次の世代に継続的につないでいくことが大切です」とまとめました。(M)
2014年8月2日
長岡市と姉妹都市の米国・ホノルル市は、太平洋戦争終結70年を迎える来年、次の世代を担う青少年交流を中心に両市民が参加する記念事業を実施します。
その一つとして、来年8月15日に日米開戦の舞台となった真珠湾で長岡花火の打ち上げを目指します。真珠湾攻撃を受けたホノルル市と県内唯一の大規模空襲を受けた長岡市が、日米開戦の地で、互いの戦没者の慰霊と平和への願いを込めて長岡花火を打ち上げるものです。(↑上の写真は真珠湾。海上の白い建物がアリゾナ記念館)
これは、長岡グランドホテルで開催した、両市関係者による「長岡ホノルル日米友好記念事業委員会」の初会合で決定したもの。記念事業は「未来志向」を基本理念とし、青少年を相互に招いて歴史や文化を学ぶワークショップや、真珠湾にあるアリゾナ記念館と長岡戦災資料館、山本五十六記念館の3館合同によるシンポジウム、長岡造形大学とハワイ大学の交流事業、市民が主体の文化やスポーツなどでの交流事業を進めます。
ホノルルでの長岡花火の打ち上げは、2012年3月に姉妹都市になってからこれまでに3度実現。戦没者の慰霊と世界の恒久平和を祈る長岡花火は着実にホノルル市民の共感を得ています。
(↑上の写真は今年3月ホノルルで打ち上げた「日米友好の花火」)
委員会後、森市長は「来年の終戦70年の節目の年に、これまでの交流の成果が花火のように花を開くと思っています。未来を担う子どもたちに、この友好関係をどう伝えていくかが鍵です。今日の合意は、未来志向の新しい関係ができていくと思っています。長岡花火を通じて平和の大切さ、未来への希望を伝えていく責任が長岡市にはあります」。ホノルル市のコールドウェル市長は「この取り組みは希望です。両市の絆は大変強いものになりました。平和のために永久に続く絆です。真珠湾での花火は歴史的な出来事になると思います。山本五十六のふるさとである長岡。真珠湾攻撃のあったホノルル。この両市がすばらしい友好を築いていることを世界に知らせることができると思います」と笑顔で話しました。
会議出席のため、2回目の長岡訪問となったコールドウェル市長は、平和の森公園で献花をしたり、山本五十六記念館や戦災資料館を見学したりしました(詳しくはこちら)。また、大花火大会ではホノルル市側から初めて「慰霊と平和への祈りの花火『白菊』」を打ち上げていただきました(詳しくは8月2日大花火大会のブログで)。
来年の終戦70年記念事業の決定で、友好の絆を深めてきた両市はさらに大きな一歩を踏み出します。(M)
2014年8月2日
史上最多の約53万人が心を揺さぶられた長岡の大花火。
長岡空襲で亡くなられた方の慰霊と復興、平和への祈り。そして、中越大震災から10年の節目にあたり、支援への感謝と未来へと歩みを進める強い想いが込められた花火、約1万発が夜空に咲き誇りました。いまだ感動冷めやらぬ長岡の大花火。写真たっぷりでお伝えします。
冒頭は、長岡市と姉妹都市の米国ハワイ州・ホノルル市による、慰霊と平和への祈りを込めた白菊と…
友好と平和の絆の金色の花火の打ち上げです。
森市長は「花火を通じて世界中に平和な未来を届けたい。これが花火に込めた長岡市民の志です」。
ホノルル市のコールドウェル市長は「長岡花火は特別な意味があります。空襲のあとに訪れた平和を象徴しています。長岡花火を見ておりますと、みなさんとともに永遠の平和へと歩む責任を感じます。長岡花火を通して世界中に大切なメッセージを届けてくださってありがとうございます」とあいさつをしました。
大型花火トップバッターは、大手大橋のナイアガラと超大型スターマイン「長岡の大花火」。オープニングを華やかに飾ります。
7年目を迎えた「天地人花火」。池端信宏さん作曲のオリジナルテーマ曲「愛と勇気を」に合わせた約3分間の時代絵巻。
色とりどりに咲く大輪の花々や、幻想的な雰囲気もあり、次々と様変わりする絵巻に圧倒されます。
5色のスターマインが一斉に打ち上げられた超大型ワイドスターマイン。水面に映る姿が美しさをいっそう際立たせます。
今年は長生橋から長岡大橋間の10カ所約2.2kmから打ち上がった復興祈願花火「フェニックス10」。
5分10秒の超ワイドな尺玉の連発に圧倒されます。
復興への想いと全国への支援の感謝の想いを乗せた不死鳥が2回、夜空に大きく羽ばたきました。
そして、長岡花火の魂、正三尺玉。直径650メートルの大輪と、しだれの余韻が心にジーンと染み入ります。一瞬の静寂のあと、大歓声が沸き起こりました。
3年目となった、花火「この空の花」。
映画の持つ世界観をそのまま表現したさまに観覧客は拍手喝采。
白一色の超大型ミラクルスターマイン。天地人や花火「この空の花」に負けない大迫力です。
クライマックスは尺玉百連発。大迫力の連打に会場は大歓声です。
花火師さんの熱い想いとともに、進化を続ける長岡花火。そして、不撓不屈の精神で災害に屈せず、勇気を持って立ち向かう元気を与えてくれる長岡花火は長岡の誇りです。
大花火大会は、明日3日も午後7時15分から開催する予定です。名物花火の数々は2日と同じ順番で打ち上げられます。(M)
2014年8月2日
2日の昼行事は大手通りやアオーレ長岡を会場に楽しいステージやイベントなどでにぎわいました。
鵬幼稚園・鵬第一幼稚園による鵬よさこい節。暑さに負けじと42人の園児たちが元気にいっぱいに踊りました。
長岡大花火音頭などに合わせた演舞を披露したのは、なかのしま銭太鼓愛好会みなさん。手に持っているのは5円玉を入れた手作りバチ。会場のみなさんは一糸乱れぬバチさばきに見入っていました。
寺泊水族博物館のケヅメリクガメの餌やり体験コーナー。子どもたちはドキドキしながらもそ~っと腕を伸ばします。餌やり後は亀の甲羅にタッチして「かた~い」と大興奮。
こちらは長岡市と交流を深める岩手県大槌町から、自慢のホタテの浜焼きを販売。肉厚で大粒のホタテはとてもおいしそう。山古志地域の「かぐらなんばんソース」とのコラボも好評でした。
和島のガンジー乳を使ったジェラートは、ある新メニューが新登場で注目を集めていました。新潟大学附属長岡中学校2・3年生が長岡食材を使った商品を開発しようと誕生したスイカ味とみたらし団子味。反響を調べようと、購入した商品を聞いていました。
さぁ、いよいよ大花火大会です。震災から10年の節目に上がる復興祈願花火フェニックス10。2日・3日ともに午後8時15分から、みなさんの想いを乗せて夜空へ大きく羽ばたきます。(Su)
2014年8月1日
大手通り周辺とアオーレ長岡を会場に、長岡まつり前夜祭を開催しました。
オープニングを飾ったのは、その振動が体にまで伝わる大迫力の悠久太鼓。勇壮な演奏を会場いっぱいにとどろかせました。
AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」の振り付けを、事前に募った参加者で踊るイベントも。大手通りを横断するように集まった約300人がズラリ。楽しく踊る様子に、一緒に踊りだす人や歌を口ずさむ人が続いて、大盛り上がり。
54団体約4,900人の踊り手が参加した大民踊流し。おそろいの色鮮やかな衣装で長岡甚句と大花火音頭を踊りました。
沿道で見ている人も手拍子を打つなど会場は一体感に包まれました。
クライマックスの越後長岡神輿渡御(みこしとぎょ)には、28団体約3,000人の担ぎ手が登場。神輿のリズムと威勢のいい「ソイヤ!」の掛け声で会場の熱気は最高潮となりました。
大手通りなどでは2日・3日の日中、楽しいイベントやおいしいグルメが盛りだくさんです。飲食コーナーには、長岡市と交流を深めている岩手県大槌町からホタテの浜焼きを販売。山古志地域特産品「かぐらなんばんソース」とのコラボメニューにも注目です。
大花火大会の前にお楽しみください。
詳しくはこちら(長岡まつり協議会ホームページ)からどうぞ。(Su)
2014年8月1日
昭和20年8月1日の長岡空襲から69年。
今年も慰霊と平和への願いを込めた行事を市内各所で行いました。
午前6時から平潟神社の戦災殉難者慰霊塔前で行った「戦災殉難者慰霊祭」。遺族や関係者などが、空襲で亡くなった1,485人の冥福を祈りました。
午前7時からは、昌福寺(四郎丸4)で「戦災殉難者墓前法要」。戦争で亡くなった方の早朝墓前供養を行いました。
そして、午前8時からは、平和の森公園で「非核平和都市宣言市民の集い」を開催。戦争で亡くなられた方々の慰霊と世界の恒久平和を祈念し、戦争の悲惨さや平和の尊さを次代に伝えるため毎年行っているものです。小・中学生を含む約700人の市民が献花台に花を手向け、黙とうを捧げました。
また、広島平和祈念式典に出席する中学生に平和の折り鶴が託され、平和の誓いが読み上げられました。
(※集いでの森市長あいさつはこちらから)
アオーレ長岡では、長岡空襲で奪われた尊い命を悼むため市民献花台「鎮魂たむけの花」を設置しています。3日(日)の午後5時まで花を用意していますので、ぜひお立ち寄りください。
午後1時30分からは、同じくアオーレ長岡で「ながおか平和フォーラム」を開催しました。第2部は長岡空襲体験者・中村幸さんと市内の中・高校生が「未来に平和をつなぐために」と題してリレートーク。平和学習をした中・高校生から「自分たちの手で平和な未来をつくらなければいけない」「今の平和な生活は当たり前のものではなく、とても大切なもの。戦争の歴史の上に成り立っていることを学びました。周りにも伝えていくことが私たちの使命です」など学んだこと、語り継ぐことが語られました。
中村さんは「若いみなさんの平和への決意を聞けて安心しました。語り部として話してきてよかった。おじいさん、おばあさんからいただいた命を大切にしてください」と話しました。
午後7時からは「柿川灯籠流し」。戦災殉難者数と同じ1,485個の灯籠に、慰霊と平和への願いを込めました。
そして午後10時30分。長岡空襲の始まった時刻に合わせて慰霊の花火「白菊」を打ち上げました。空襲で亡くなられた方々への慰霊、復興に尽力した先人への感謝、恒久平和への願いを込めて、白一色の尺玉を3発を打ち上げ、寺院では慰霊の鐘が鳴り響きました。(M)
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