平成16年10月23日午後5時56分に発生した中越大震災から12年を迎えました。川口地域を震央としたマグニチュード6.8、最大震度7の激震で、長岡市では28人の尊い命が失われました。
長岡・山古志・川口地域で、犠牲になられた方々への追悼、全国からの支援への感謝、復興への想いを伝える行事を開催しました。
アオーレ長岡では、中越大震災で犠牲になった方々を悼むため献花台を設置。大勢の人が黙とうをささげ花を手向けました。
川口地域では、川口運動公園で「ソングオブジアース」を開催しました。
4,000本のキャンドルで「にいがたからみんなえがおに」のメッセージをともし、震災からの復興とさらなる発展を誓いました。
震災で全住民が避難した山古志地域では、山古志体育館で「復興の集い」を開催。約500人が参加しました。
地震発生時刻に「希望の鐘」を鳴らし全員で黙とう。
全国からの支援への感謝の気持ちを込めて作った曲「ありがとう」を山古志小・中学生が合唱しました。
4,000本のろうそくを前に一斉に風船を飛ばし、さらなる地域づくりへの決意を新たにしました。
地震後に土砂崩れで芋川がせき止められ、家屋が水没した木籠集落では、当時の原形をとどめる2棟の住宅を保存するための工事が完了。洪水などによる家屋の流出を防ぐため柵を設置し、住民が集まり報告会、見学会を行いました。
あの日から12年。助け合い励まし合いながら、自然の力に負けないくらい大きい「人の力」で、幾多の困難を乗り越えて復興への道を歩んできました。これまでの経験と教訓が東日本や熊本、そして一昨日の鳥取と全国の被災地の役に立てるよう、これからも力を尽くしていきます。(T)
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