地域住民を対象にした東京フィルコミュニティコンサートを行いました。昨年3月に長岡市と長岡市芸術文化振興財団、東京フィルハーモニー交響楽団は事業提携協定を締結。地域や小・中学校に出向いて演奏する東京フィルアウトリーチ事業の一環で、昨年度は11カ所、今年度は24カ所で開催しています。6日、市内コミュニティセンターで初開催となった千手コミュニティセンターでは、約120人が間近で聴く弦楽八重奏の迫力に感動していました。
鏝絵(こてえ)で知られる機那サフラン酒本舗(摂田屋4)では、コンサートマスターの三浦章宏さんが約40人を前にヴァイオリンのソロ演奏を披露。土蔵の中は豊かな音で満ちあふれました。
演奏を終え鏝絵が施された土蔵を後にした三浦さんは「古いしっくいの壁の建物と1767年製の楽器が、古い物同士響き合うんですね。弾いていて楽器も喜んでいるような気がしました」と語ってくれました。
7日の中之島コミュニティセンターには地元園児や住民約200人が来場。熱心に聴き入っていました。
これからも東京フィルと音楽を通じた文化交流を進めていきます。(H)
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