4月16日から19日まで熊本地震の被災地に入っていた市や中越防災安全推進機構の職員、中越市民防災安全士会のメンバー6人が避難所の様子などを森市長に報告しました。
訪問したのは避難所となっている小・中学校7校など計9カ所。
避難所では避難者のニーズを聞き取ったほか、災害時に役立つ新聞紙製スリッパの作り方を説明して子どもたちと交流しました。また、車での避難者が多いグランメッセ熊本では車中泊によるエコノミークラス症候群の予防法を呼びかけました。
中越市民防災安全士会の岸和義さんは「避難所によってはコミュニティごとの避難ではないため一人きりの人もいる。今後は、傾聴ボランティアなど被災地に必要なことを見極めて支援をしていきたいです」と報告。
中越防災安全推進機構の松井千明さんは「乳児を抱えたお母さんから、ダンボール製授乳室はとてもありがたいと言っていただきました。今後、被災地での地域の立て直しに向けて、中越大震災のときのコミュニティの考え方や復興のプロセスなどを伝えていきたいです」と語りました。
市は今後も避難所の運営などにあたる職員を派遣するほか、全国腎臓病患者協議会からの要請を受け、人工透析患者用に備蓄している「はんぶん米」を発送します。義援金も受付中です。
中越大震災の経験と教訓を熊本地震の被災地支援に活かし、被災者のニーズに合った支援を進めていきます。
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