最終更新日 2013年3月29日
長岡市では、東川口地区において都市再生整備計画事業(旧まちづくり交付金事業)を活用したまちづくりを進めてきました。平成24年度は当計画の最終年度であるため、評価委員会等の審議を経たところ、このほど評価結果がまとまりましたので公表いたします。
目標
【大目標】:中越大震災からの復興を確かなものとするため、良好な居住環境の形成によりうるおいのある暮らしが出来るまちづくりを行う
事業内容
【基幹事業】
【提案事業】
計画段階で設定した数値目標及び評価時の状況
指標 | 従前値 | 目標値 (H24) |
評価値 (H24) |
評価値の 確定/見込み |
評価時点の 目標達成度 |
フォローアップ 時点での達成度 及び予定時期 |
---|---|---|---|---|---|---|
指標1:定住人口の維持 | 1,203人 (H21) |
1,164人 | 1,146人 | 確定値 | △ | - |
指標2:イベント参加人数 | 6,605人 (H20) |
9,600人 | 9,725人 | 見込み値 | ○ | ○ H25.3 |
指標3:生活環境満足度 | 51% (H21) |
65% | 51% | 見込み値 | △ | △ H25.5 |
その他の指標: | 2箇所 (H21) |
- | 5箇所 | 確定値 | - | - |
【目標達成度の凡例】
○:評価値が目標値を上回った場合
△:目標達成はしていないものの、近年の傾向よりは改善していると認められる場合
×:目標値に達しておらず、かつ近年の傾向よりも改善がみられない場合
定性的な効果発現状況
○東川口本町通りにおいて、毎月1回『よってげ亭ふれあい市』が開催され、地域コミュニティの場として完全に定着しました。また、能登半島地震の被災地である石川県穴水町の住民とも交流が始まり、よってげ亭ふれあい市へ参加してもらうなど、復興という共通の目標により、絆が生まれました。
○震災からの復興のシンボルロードが完成し、その歩車道境界ポールにプランターを設置するなど、『黄色は笑顔しあわせの色笑顔あふれる東川口に』をキャッチフレーズとして、震災以降増加した空ち地等への花の植栽活動が広がりを見せ、地区内での花いっぱい運動が活発になりました。草取りの作業などを住民が協力して行なうことにより、コミュニケーションが生まれ、地域コミュニティの再生に寄与しています。
○克雪施設の整備により、新潟県中越大震災以降増加した、社会的要因による人口の地区外への流出が抑制できました。
○コミュニティパークの整備にあたっては、計画段階から地域住民が携わり、完成時には地域のまちづくり協議会が竣工式を行なうなど、同公園への愛着が湧き、新たな地域コミュニティの場としての活用が期待されます。
まちの課題の変化
○克雪施設の整備が進展し、未整備区域は大幅に解消されたが、2年続けて積雪が3mを超える状況のため、豪雪時にも対応できる克雪用水の安定確保及び有効利用が必要となってきました。
○中越大震災からの復興は確かなものとなり、「よってげ亭ふれあい市」が賑わいを見せているが、イベント開催日以外でも、まちなかの賑わいを創出する必要があります。
○確実に地域活動への意欲は高まってきたが、冬期間における地域活動をどの様に活性化するかが課題となっています。
今後のまちづくりの方策
○定着した「よってげ亭ふれあい市」を持続・充実させるため、越後川口駅前通りに範囲を拡大するなど、更なる地域コミュ二ティの活性化に取組んでいきます。
○花いっぱい運動による地区内の景観の向上により、参加する人の達成感及び地区への愛着心の醸成に取組んでいきます。
○限られた克雪用水を有効に利用するため、既存施設の改修及び効率的な利用時間の見直しなど、地域住民と行政が協働し、克雪用水の有効利用を促進します。
○イベント開催時以外でも賑わいが創出できる、地元ならではの良さや新たな素材の発掘など、魅力あふれる商店街への向上に取組んでいきます。
○地区内の定住人口を維持するため、雪まつり等のイベントや雪を利用した商品開発などの雪を活かした地域及び商業振興を図り、冬期間の生活を豊かなもとする取組みを進めていきます。
事後評価シート
評価結果はこちら(PDF 838KB)
スケジュール
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