技大、商工会議所とベトナムを視察

海外ビジネスの促進と
高度人材の確保・活用を強化へ


日本企業向けの人材育成機関「エスハイ」の画像
日本企業向けの人材育成機関「エスハイ」。
現在4,000人を派遣しています
アベ・インダストリアル・ベトナムの画像
建築資材などを製造する、長岡からの進出企業「アベ・インダストリアル・ベトナム」
ホーチミン市工科大学での情報交換の画像
学生数2万人を誇るホーチミン市工科大学での情報交換。人材育成や留学の状況を聞き取り

 磯田市長は市内企業の海外ビジネスの促進と高度人材(専門的な技術や知識を持つ外国人)の確保・活用のため1月13日から4日間、長岡技術科学大学と長岡商工会議所の関係者と共に、経済成長の著しいベトナムを訪問しました。
 技大は、同国からの留学生が100人以上在学し、またホーチミン市工科大学と平成18年から技術者育成で連携しています。市と商工会議所は、高度人材の確保を望む企業への支援を検討しています。
 企業の海外展開を支援する「日本貿易振興機構」、ソリマチ(株)などの長岡からの進出企業、日本企業向け人材育成機関「エスハイ」など7カ所を視察し、最新の市場動向や課題を調査。磯田市長は「技大の持つつながりは他市にはない優位性。留学生が長岡で就職したくなる環境やベトナム企業とのパイプ役をするような体制をつくり、産業を活性化したい」と語りました。
 市は今後、海外販路拡大に向けた協議会をするなど、企業への支援を進めていきます。
【問】工業振興課TEL39・2222
   産業支援課TEL39・2228



◆今後の主な取り組み

海外ビジネスと高度人材の活用を望む企業や商工会議所などで組織する協議会の新設などの体制整備
企業の販路拡大や海外進出への支援
留学生との交流会やインターンシップ(入社前の就業体験)への支援


「地球広場」が、留学生や外国人の生活を支援

 外国人が日本で安心して暮らすには、言葉や生活の面での支援が必要です。
 長岡には現在、約2、350人の外国人が在住。中国が最も多く、ベトナム、フィリピンと続きます。きっかけは、技能実習や留学、結婚など多岐にわたります。その支援に当たっているのが、市民センターにある国際交流センター「地球広場」です。留学生による文化紹介講座などの国籍を越えた市民交流を進めるほか、
英語や中国語の相談員が常駐し、夜間や休日も生活相談に対応(今後、ベトナム語にも対応予定)
日本語講座の開催(15ページ)
日本語能力が十分でない子どもが在籍する学校に、母国語を話せる支援者を派遣なども行っています。
 今後の高度人材の受け入れにも、働きやすく暮らしやすいまち・長岡として、地球広場が支えていきます。
【問】国際交流センター「地球広場」TEL39・2714

ながおかにほんご広場の様子
▲外国人とボランティアが交流しながら日本語を学ぶ「ながおかにほんご広場」


「地球広場」のロゴマークの画像

「地球広場」の
ロゴマークが完成!

 「お互いに支えあう」をテーマに、4つの手が重なり合って国籍の多様性を表しています。デザインしたのは、長岡造形大学視覚デザイン学科3年・石田美優さん。「マークが、お互いが支え合う大切さを考えるきっかけになれば」と話していました。




全豪テニス・大坂選手など優勝者の使用率1位!
ヨネックス・長岡産ラケット、世界を席巻
大坂なおみ選手画像
写真提供:ヨネックス
 日本中を熱狂させた、1月の全豪オープン女子テニスの大坂なおみ選手の優勝。全米オープンに続く、グランドスラム2連覇の快挙です。
 その大坂選手が使っていたラケットは前回同様、越路地域で創業したヨネックス(株)が塚野山(越路)の新潟生産本部で製造している「EZONE98」でした。
 さらに今回、男子ダブルスや車いすの部男子シングルスなど全15種目の優勝者23人のうち、大坂選手を含む9人が同社製のラケットを使用。世界のメーカーの中で使用率1位を達成しました。しかも、その全てが新潟生産本部で製造されたものです。
 世界のトップ選手たちが選ぶ技術力を持つ同社。インターネット上でも「誇らしく思う」「ラケットを見るたびに故郷を思い出す」など、称賛や喜びの声が多く聞かれました。
【問】工業振興課TEL39・2222


NAGAOKANewsタイトル
市政の最近のできごとを紹介します。

リリックホール外観画像 「外山脩造賞」に安達紙器工業の画像
「芸術団体との協働」で評価 「外山脩造賞」に安達紙器工業
 創造的・文化的な環境づくりを進めた施設を表彰する「地域創造大賞(総務大臣賞)」をリリックホールが受賞しました。「みんなのホール」を理念に、芸術団体と協働で文化による人づくりに取り組んだことが評価されました。
(1月18日)
 アサヒビールの創業に携わった栃尾地域出身の偉人にちなみ、市の産業発展に貢献した企業などを表彰する「外山脩造賞」。高品質な製紙活用商品で長岡のものづくりの多様性を発信した、安達紙器工業(株)が選ばれました。(2月9日)
     
避難計画の充実と丁寧な説明を
県に要望
 県内全30市町村で構成する「市町村による原子力安全対策に関する研究会」は、実務担当者会議を開催し、県から原子力災害の広域避難計画案の説明を受けました。
 出席者からは「住民はスクリーニング(放射性物質の付着の検査)や安定ヨウ素剤の配布体制に不安があるので、丁寧な説明を」「病院や福祉施設の避難先の確保と関係者への研修を行ってほしい」などの意見や要望が出ました。
 代表幹事の磯田市長は「県と協力して、避難計画の実効性を高めていきたい」とあいさつ。
昨年11月に柏崎刈羽原発で発生したケーブル火災を受けて、東京電力ホールディングス(株)に対し「このような事故を二度と起こさないよう、安全対策を徹底してほしい」と求めました。
  
原子力災害の広域避難計画案の説明の画像
▲市町村、国、県の担当者など約60人を前に
あいさつする磯田市長
 市は今後も、研究会を通じて国や県などと連携し、原子力安全対策に取り組んでいきます。
(1月31日)


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