不祥事のお詫び

 1月18日、市職員が公共下水道の市発注工事に関し、入札談合等関与行為防止法に違反して、入札に関する情報を漏えいした容疑で逮捕されました。このような事態を招き市民の皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
 今後、警察の捜査の進展を見極めながら再発防止策を講じていくとともに、市民の皆様から信頼をいただけるように職員一人ひとりが公務員倫理を徹底し、一丸となって職務に取り組んでまいります。
長岡市長 磯田 達伸

市発注工事に関する不祥事のお詫び

職員一人ひとりの
公務員倫理の徹底へ
再発防止策を実施します
【問】人事課TEL39・2201

 市はこのたびの不祥事を重く受け止め、二度とこのようなことを起こさない、起こさせない強い決意で、再発防止策を実施していきます。
 弁護士をアドバイザーに入れた職員不正行為再発防止検討委員会の設置、外部講師による職員研修の実施などにより、全職員の公務員倫理の徹底、厳正な服務規律の確保を図っていきます。
磯田市長の訓示の様子
▲磯田市長が職員に対し、再発防止と信頼回復に全力を尽くすよう訓示しました(1月21日)
再発防止への主な取り組み
○職員不正行為再発防止検討委員会の設置
  【検討事項】
  ・職員の公務員倫理保持のための指針
  ・職員と利害関係者との間のルール
  ・情報管理の在り方

○外部講師による、法令順守の意識向上を図る職員研修の実施



全国でも先進的な取り組み

業務効率化へ、“RPA”を試験導入

【問】イノベーション推進担当TEL39・2364
 市は「長岡版イノベーション」の一環として、新しい技術で業務を効率化しようとRPA※の導入を進めています。
 RPAはパソコン上の定型作業を自動化するソフトウエアです。市では昨年の9月から11月まで試験導入し、6課25業務で約2、000時間の削減効果が認められました。
 健康診断の名簿や結果通知書を作成する業務では、システムへの取り込みやデータ作成をRPAで自動化。年間117時間の作業時間の削減により、保健師の地区活動などでよりきめ細かな対応が可能となります。
 総務省の調査では、RPAを導入(実証実験を含む)している市区町村は全国でまだ4%弱。報告会で磯田市長は「業務を効率化することで市民サービスや福祉の向上につなげたい」と手応えを感じていました。
 今回の結果を受け、今後、本格導入を検討していきます。
職員による成果報告会の様子
職員による成果報告会(1月10日、アオーレ長岡)
※RPA…Robotic Process Automationの略。パソコン上の定型作業を自動化するソフトウエア



長岡高専生、ロボット技術で長岡版起業モデル第1号に!


前列が同社製作の減速機の部品とそれを搭載したモーターの画像
前列が同社製作の減速機の部品とそれを搭載したモーター(左下は1円玉)。後列が従来品
会社を設立した学生たちの様子
会社を設立した学生たち(左から2人目が社長の大石さん)とサポートをした長岡高専の村上祐貴准教授(中央)

 学生のチャレンジ精神あふれる起業を支援する“学生起業家創出モデル事業”の第1号が誕生しました。
 起業したのは長岡工業高等専門学校の学生と出身大学生。産業ロボットの関節部分などに使われる“サイクロイド減速機”の新技術を元に「拾壱(じゅういち)・ビッグストーン株式会社」を設立しました。社長は機械工学科5年の大石克輝さんが務めます。市は開業費を支援しました。
 減速機とは、少ない回転数で効率的に大きな力を生み出すモーターに付ける装置で、同社は構造や歯車の形状を変えたことで高い強度と小型・軽量化を実現。従来は難しかった介護ロボットや家電などの小型製品にも応用でき、特許を出願中です。大手メーカーとの共同開発も進んでいます。
 1月9日にNaDeC BASE(ナデックベース)(大手通2)で開いた会社設立発表会で大石さんは「会社設立や開発で、学校、企業、銀行、市役所など長岡のみなさんから応援いただいています。長岡をけん引できるような、誰もが知るロボットメーカーを目指します」と意気込みを語りました。
 市は引き続き、新たな起業への支援や新しい技術の導入で産業・経済を活性化する「長岡版イノベーション」を進めていきます。
【問】産業イノベーション課TEL39・2402
トピックス

支援学校生の“進路”で
連携強化

 高等総合支援学校の生徒一人ひとりの個性に合わせた進路を支援するため、44の福祉事業所や同校の職員による連絡会議を行いました。
 グループワークでは、障害の重い生徒が卒業後に利用する事業所の受け入れ体制、不登校や複雑な家庭環境にある生徒への対応、就労の定着に向けた事前実習などで連携を強化するため、活発に意見が交わされました。(12月25日)

長岡高専が
廃炉創造ロボコンで大臣賞

 長岡工業高等専門学校が、昨年12月に開催された福島第一原発の廃炉のための技術を競う「廃炉創造ロボコン」で最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞しました。
 出場した16チームで唯一すべての課題をクリアした同校チーム。磯田市長への受賞報告会で「自分たちの技術が認められ自信につながりました」と喜びを語りました。(1月11日)

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