約20億円の新型コロナウイルス追加対策

 市は、新型コロナウイルス感染症の追加対策として、総額19億9、624万3千円の補正予算案を市議会6月定例会最終日(6月29日)に提案し、可決されました。感染症対策の補正予算でこれまでに予算化した事業費は、総額約39億5千万円※にのぼります。
 今回の追加対策により、市民や事業者のみなさんが新しい日常に一歩を踏み出すための支援を行います。市民活動の再開や地元経済の立て直しを図るとともに、医療体制の強化や学校・公共施設の感染防止対策など感染第2波にしっかりと備えます。
 また、社会の変化に対応した新たな市民生活と経済活動の基盤づくりに積極的に取り組みます。
【問】財政課TEL39・2209
※国が全額支出する特別定額給付金、子育て世帯臨時特別給付金を除く

新しい日常に一歩踏み出すために
別冊をご覧ください

市民活動の再開と経済の立て直し

約2億5千万円 これまで補正予算で計上した生活・
経済支援の合計額   約12億8千万円

観光分野における
 緊急経済対策

 観光施設やイベント開催時の感染防止対策の強化により、観光需要の低迷や外出自粛などの影響を受けている経済活動の活性化につなげます。

事業者経営支援商工団体等補助金
 地域の消費拡大に向け、クーポン券事業などに取り組む商工団体への支援を拡大します。

支所地域の高齢者などの活動支援
 活動の自粛が続いた高齢者や子どもたちのイベントを再開できるよう、衛生用品の購入などを支援します。
「牛の角突き」初場所
▲座席間隔の確保や来場者の検温など感染症対策を実施しながら開催した「牛の角突き」初場所(6月21日)

中学3年生メモリアル
 大会の開催支援

 中止となった中学校の各種スポーツ大会に代わる市独自の記念大会や吹奏楽部などの成果発表会の開催を支援します。

新規就農者などの営農支援
【別P10】

 感染症の影響で営農を断念しないよう、経営の不安定な新規就農者などの営農継続を支援します。

錦鯉の夏季緊急出荷支援
 
減少した錦鯉の輸出を夏季でも行えるよう、気温の影響を受けにくい出荷箱の購入を支援します。

指定管理者制度導入施設の
 感染防止対策支援金

 市の要請に応じて4・5月に公共施設を休館した利用料金制導入施設の指定管理者に支援金を支給します。
記念大会「フェニックスマッチ」
▲宮内中学校で行われた記念大会「フェニックスマッチ」の軟式野球(7月11日)
ほか




2

第2波に備えた感染症対策の強化

約10億8千万円 これまで補正予算で計上した感染症対策の
合計額   約12億3千万円

市立学校などの
 温水設備を整備

 園児・児童が手洗いを励行するため、市内の小学校・総合支援学校、市立保育園・幼稚園・認定こども園、児童館・児童クラブに自動水洗の温水設備を整備します。

放課後児童クラブにエアコンを整備
 児童の密集を防ぐため、児童が活動する部屋などにエアコンを設置します。

校内消毒・清掃員の配置
 全市立学校の校内の消毒作業や3密対策のため、児童・生徒による清掃が困難な玄関・トイレなどの掃除を行う清掃員を雇用します。
新組小学校2年生の手洗いの様子
▲新組小学校2年生の手洗いの様子

市有施設の
 感染症対策を強化

 アオーレ長岡、各コミュニティセンター、スポーツ施設などの市有施設に、非接触式体温計や衛生用品などを整備します。

市立学校、児童クラブに
 衛生用品を配備

 集団感染を回避するため、市立学校に非接触式体温計などを、全児童クラブに消毒液などの衛生用品を配備します。

保育園や事業者などの
 衛生用品の調達を支援

 認可保育園などの保育施設の、衛生用品の購入などを支援します。また、一般廃棄物収集運搬業者や障害児通所型福祉サービス事業所などに衛生用品を配布します。

医療機関の感染症対策物品の
 購入などを支援

 市内の診療所や病院に、感染症対策に必要な物品の購入や清掃費用などを支援します。
手すりなどの消毒作業を行うアオーレ長岡
▲清掃スタッフにより定期的に共有スペースやドアノブ、手すりなどの消毒作業を行うアオーレ長岡

避難場所などの
 備蓄品を整備

 水害や地震などの自然災害と新型コロナウイルス感染症との複合災害に備えるため、避難場所などで使用する段ボールベッドや間仕切り、簡易トイレなどを整備します。

避難時の消防・救急資材などを配備
 救急車や救急資材などの除染装置や水害時における在宅避難者の救出用ボートなどを配備します。
段ボール製のベッド・間仕切りのイメージ
▲避難場所などに整備する段ボール製のベッド・間仕切りのイメージ。避難時の感染症対策を強化します
ほか



3

社会の変化に対応した新たな市民生活・経済
活動の基盤づくり
〜アフターコロナウイルス〜

約1億7千万円

サテライトオフィスのイメージ
▲サテライトオフィスのイメージ
サテライトオフィスの
 開設を促進

 事業継続計画やリモートワークなど新しい働き方に対応した首都圏企業の、本社機能の移転やサテライトオフィスを誘致。市内に開設する企業に最大500万円を支給します。

ビジネスサポート事業補助金の拡充
 長岡商工会議所などと共に、事業者の売り上げの回復を支援する「ビジネスサポート事業」の二次募集を拡大して実施します。

(株)長岡金型では作業効率も向上しています
▲製造現場の紙書類のデータ化も補助金の対象。(株)長岡金型では紙書類の削減に加え、情報共有が図りやすくなり、作業効率も向上しています
IT・IoT設備投資
 支援補助金の拡充
  【別P8】
 デジタル技術を活用したビジネスの変革を進め、従来からのIT・IoT設備導入に対する支援の特別枠を新設します。

デジタルビジネスイノベーション
 補助金
【別P8】
 新たなビジネスニーズに対応するための市内事業者などのシステム導入や商品・サービス開発などを支援します。

有望スタートアップ育成補助金 
 将来有望なビジネスモデルで、特定分野の事業展開に挑戦する起業家に補助金を交付。早期の事業化や企業の成長を支援します。

行政ICT環境の推進
 行政事務における感染リスクを低減するため、リモートワークやサテライトオフィス、ウェブ会議の環境を整備します。
ほか



その他の生活・教育支援

約5億2千万円 これまで補正予算で計上した
生活・教育支援の合計額   約12億7千万円

小・中学校の給食室冷房設備・スポットクーラーを整備
 授業日数の確保に伴い夏季休業期間に学校給食を実施することから、調理員などの熱中症対策として冷房設備を整備します。

市立学校の遠隔学習機能の強化
 遠隔学習に対応するため、ウェブカメラとマイクを設置します。

ひとり親世帯臨時特別給付事業 【別P12】
 子育てと仕事を一人で担うひとり親世帯を支援するため、臨時特別給付金を支給します。
ほか

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