合併10周年を祝して「市民のつどい」をアオーレ長岡で開催しました。合併や地域づくりに携わった関係者や市民など約800人が参加しました。

　記念式典で森市長は「各地域の個性が輝いて長岡市全体としてハーモニーのように調和する合併を目指してきました。各地域で誇りを持てるふるさとづくりを進めることができたのは、市民のみなさんの努力のおかげです。深く感謝申し上げます。次の10年も市民のみなさんの気持ちを大切にしながら、着実に歩みを進めていきます」と述べました。

　合併に尽力した功績をたたえ、旧市町村長や地域委員など178人21団体を表彰。代表してステージに立った５人に会場から大きな拍手が送られました。

　最後は11地域のマスコットキャラクターが見守る中、10年前に生まれた上通小５年生10人と各地域委員長10人が長岡市の未来へ向けアピール。「生まれ育ったふるさとを愛し、誰もが『誇りと自信』を持てるまち長岡を目指します」など、まちづくりへの決意を宣言しました。

　記念講演には元総務大臣で前岩手県知事の増田寛也さんが登場しました。「地方創生元年における地方発の取り組み」をテーマに人口減少の現状や原因を解説、「地方に総合戦略で出してほしい結果は『誇りと自信』です」と、長岡市の取り組みを挙げながら地方創生へ向けたアドバイスをしました。

　市は、これからも各地域の自然や伝統文化などの宝を尊重しながら、一体感のあるまちづくりを進めていきます。（Ｓｕ）