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市の魚「錦鯉」

最終更新日 2016年6月17日

錦鯉イベントカレンダー

錦鯉関連行事の予定

長岡産錦鯉の出番!見に来てね!!

日時 場所 内容 団体等
4月23日(土) ハイブ長岡 国際錦鯉幼魚品評会 全日本錦鯉振興会新潟地区
4月24日(日) ハイブ長岡 国際錦鯉幼魚品評会 全日本錦鯉振興会新潟地区
9月3日(土) 山古志体育館小アリーナ 第9回合同秋の新作観賞会 長岡・小千谷錦鯉青年部
10月16日(日) 川口支所前 川口地区錦鯉品評会 地域生産者
10月22日(土) 山古志支所前 第64回長岡市錦鯉品評会 長岡市錦鯉養殖組合
10月29日(土) 小千谷市総合体育館 県品評会 (一社)新潟県錦鯉協議会
10月30日(日) 小千谷市総合体育館 県品評会 (一社)新潟県錦鯉協議会
2月4日(土) 東京都大田区平和島流通センタービル 全日本錦鯉品評会 全日本錦鯉振興会
2月5日(日) 東京都大田区平和島流通センタービル 全日本錦鯉品評会 全日本錦鯉振興会

長岡は「錦鯉」の発祥の地

 およそ370年前(1645年頃)の江戸時代初期に、山古志地域(旧山古志村)を中心とした「二十村郷(にじゅうむらごう)※」が形成されました。二十村郷は、山中奥深く、かつては交通の便が非常に悪い土地柄だったため、食糧品の搬入・確保が困難でした。特に、豪雪期には平野部との連絡が途絶するすることも少なくありませんでした。そうした中、二十村郷の人々は、棚池(たないけ)を活用し、貴重なタンパク源として食用鯉を飼育していました。正月などの来客時には、その池から鯉を捕り、「鯉の洗い」や「鯉こく」、「鯉の昆布巻」にしてもてなしており、鯉は貴重な食料、食品であったと言えます。
 その折、突然変異により模様鯉(もようごい)が出現し、それが「錦鯉」の始まりです。それ以来、独自の研究・研鑽により改良を重ね、交配技術や育成技術を磨きながら、現在の錦鯉養殖技術として発展・確立されてきました。
 錦鯉の品種は細分化すると100種類にも及びます。長岡市では、そのほとんどが手に入るため、数多くの愛好家がその錦鯉を求め長岡を訪れています。

二十村郷(にじゅうむらごう)について

※二十村郷(にじゅうむらごう)について
 長岡市太田地区、山古志地区(旧山古志村)川口地区(旧川口町)、小千谷市東山地区の一帯は、「二十村郷」という一つの地域でした。

錦鯉を育む棚田・棚池

錦鯉を育む棚田・棚池
錦鯉を育む棚田・棚池

 二十村郷は、その昔、海底が隆起して山になった土地であり、非常に脆弱な地層であることに加え、世界でも有数の豪雪地帯という環境要因により、地滑り災害が多発する、急峻で崩れやすい地域でした。
 約1,000年前、人々は山裾の地滑りが発生した緩やかな傾斜に生活の場を確保、棚田として耕作することで独自の農文化を発展させてきました。棚田での農作業では、足腰が強く、粗食にも耐えうる南部牛を農耕牛として利用しており、これが現在の「牛の角突き」の起源となっています。
 また、棚田での耕作においては、用水確保のために横井戸を掘り、山の地下水を引く必要がありました。地下水をそのまま使用すると冷たすぎるため、棚田の一番上の段に棚池を造り、そこで一旦温めてから棚田に水を引きました。この棚池で食用鯉を飼育していたのです。
 地域住民による、棚田・棚池の保全が生物多様性や生態系機能の維持に大きく寄与しています。棚田・棚池の折り重なる曲線が見せる四季折々の景観は、文化的景観であり日本の原風景です。

中越大震災からの復興の象徴

 200年もの期間をかけて築き上げられた錦鯉産業は、国内はもとより海外からの需要が盛んとなり、隆盛を誇っていました。そんな矢先、住民たちは一瞬にして悪夢を体験させられたのです。
 平成16年10月23日(土)午後5時56分、新潟県中越地方を震源とした未曾有の大震災が発生しました。当時の山古志村もまた、震度6強の強震に見舞われ、家や牛舎の倒壊、棚田や養殖池の崩落、道路の寸断などが相まって、地盤の弱い山村の被害は壊滅的なものとなりました。
 ライフラインが完全に断たれ、孤立した集落の住民は何とか助け出されたものの、これまで丹念に育ててきた錦鯉は至るところで孤立状態となってしまいました。
 一刻も早く助け出さなければ、との思いから、ヘリコプターによる「錦鯉大救出作戦」が展開され、救出された錦鯉は、のべ2,200尾余りにものぼりました。
 「住み慣れたふるさとへ帰りたい」という熱い思いは住民の心から消えず、「錦鯉や牛を復活させたい」、「帰ろう山古志へ」を合言葉に、失意のどん底から立ち上がり、復興を目指して一歩一歩前進してきました。そして現在、震災前にも劣らない錦鯉産業として復活を遂げています。
 このことを受け、平成26年10月23日に小千谷市とともに、錦鯉を「市の魚」に制定しました。

中越大震災からの復興の象徴
中越大震災からの復興の象徴

世界に広がるクールジャパンブランド「錦鯉」

 錦鯉の生産額は、年々増加傾向にあり、日本の水産品輸出額約30億円(平成26年度時点)のうち、大半を占めるのが新潟県産錦鯉です。また、生産された錦鯉の7~8割が輸出されています。
 輸出先は欧州など30カ国以上にのぼり、海外からは「錦鯉の聖地」として高い評価を得ています。10月、11月の品評会シーズンには、錦鯉を一目見ようと、海外バイヤー※、愛好家が数多く長岡を訪れています。まさに、日本が誇るクールジャパンブランドとして、長岡から世界へ羽ばたいています。
 ※バイヤー
  生産元から商品を買い付ける、仕入れ人のこと

錦鯉の主な輸出先(平成27年現在)

中国、韓国、台湾、香港、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピン、ミャンマー、オーストラリア、ニュージーランド、ブルネイ、スリランカ、インド、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、イスラエル、トルコ、ポーランド、ギリシャ、イタリア、ベルギー、スペイン、オランダ、フランス、ルクセンブルク、ドイツ、スイス、オーストリア、イギリス、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アイルランド、マルタ、エジプト、ベナン、南アフリカ、ロシア、チェコ、カナダ、アメリカ、トリニダード・トバゴ、アルゼンチン、ブラジル、ペルー、ポリネシア、ミクロネシア

錦鯉の品種

 錦鯉の品種は、細分化すると100種類にも及びます。ここでは、代表的な品種について紹介します。

錦鯉の品種
錦鯉の品種
錦鯉の品種
錦鯉の品種
錦鯉の品種

錦鯉の楽しみ方

観賞法

 錦鯉の「美しさ」と言えば、真っ先に「模様」に目が行きがちになりますが、品種によって見るポイントが異なります。錦鯉の品評会では、「体型」50%、「質」30%、「模様」20%の配分で審査を行います。

  1. 体型
    水流の影響のない池に生息する錦鯉は丸みを帯びた紡錘形になります。その紡錘形のバランスが整い、より丸みを帯びたきれいな形であるほど美しいとされています。

  2. 「質」とは、錦鯉が持つ素地(体色の地色)であり、全体の潜在能力を指します。例えば、白地に緋(赤)模様の「紅白」であれば、白地はより白く、緋模様が鮮やかで深いものが良いとされます。
    錦鯉の質は、親鯉の掛け合わせによって決まり、それは生産者が作り出します。
  3. 模様
    最もポピュラーな観賞ポイントで、品種によって見るポイントが変わります。ダイナミックな模様やバランスの取れた模様など、錦鯉の個性が現れます。

 多くの愛好家は、自分の好みで錦鯉を選ぶため、「美しい」錦鯉とは人それぞれです。また、錦鯉は上から見て楽しむのが基本ですが、最近では横から見て楽しむ愛好家もいます。

錦鯉の飼育

 錦鯉は金魚、熱帯魚と同じく、水槽さえあればどこでも手軽に飼育できる観賞魚です。錦鯉というと、池で飼育していて大きいというイメージが強いと思いますが、10~20cmの錦鯉など、水槽のサイズに合わせて飼育が可能です。

このページの担当

農水産政策課
TEL:0258-39-2223  FAX:0258-39-2284
メール:nousei@city.nagaoka.lg.jp

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