長岡市は、市民のライフスタイルの転換を促すため、長岡造形大学および越後交通株式会社と連携し、若い世代が主体となった環境啓発に関する取組を行っています。
令和7年度は、長岡造形大学デザイン学科池田スタジオの学生7人による、環境教育プロジェクト「カーボンニュートラル教育ミライガーディアンズ」を実施しています。
本プロジェクトの一環として、市内小学生から募集した原案をもとに、学生が環境問題に立ち向かうヒーローをキャラクター化し、そのデザインを越後交通株式会社のEVバスにラッピングすることでカーボンニュートラルの啓発を行います。
エコな移動手段として、また、ヒーローを通して環境について考えるきっかけとして、ご乗車ください。

地球温暖化は今や「地球沸騰化」とまで言われ始めており、その影響を受けるのは今の子どもたちです。その未来を守りたいという思いから「ミライガーディアンズ」と名付けています。

車内では、キャラクターの紹介やカーボンニュートラルについて学べるクイズ等のポスターを掲示しています。

6体のヒーローについては、EVバス車内ポスターでも紹介しているので、ぜひ見てみてくださいね。

令和7年9月1日（月）～9月30日（火）の間、市内小学生を対象に「環境問題から地球を守るヒーロー」のデザインを募集し、42作品の応募がありました。環境問題を敵キャラクター化し、小学生がヒーローを考える過程でも楽しく学べるような内容にしました。

令和7年10月1日（水）～10月30日（木）の間、ミライエ長岡にてクイズラリーを実施し、170人が参加しました。環境問題に関するクイズや、ミライエ長岡での環境に関する取組について紹介し、回答者にはオリジナルステッカーを配布しました。

令和7年10月11日（土）、ミライエ長岡で小学生低学年向けワークショップを開催し、5人が参加しました。脱炭素や地球温暖化による影響について学んだ後、ペットボトルキャップを使ったエコキーホルダー作りを通して、アップサイクル（不用品に新しい価値を加え、より良い物として再利用すること）を体験しました。

ヒーローと必殺技をデザインしたステッカー（約4.7センチ四方）を市有施設等で配布予定です。詳細は後日HPにてお知らせします。

デコ活とは「Decarbonization（脱炭素）」と「Eco（エコ）」と「活動・生活」を組み合わせた新しい言葉で、国民・消費者の行動やライフスタイルの転換を強力に後押しするための国民運動のことです。
デコ活は暮らしの中のどこでもできます。節電・節水・節ガスから、太陽光パネルや断熱性能の高い住宅設備を導入するなど、幅広い取組があります。脱炭素への第一歩「デコ活」を始めてみませんか？

昨年度の事業では、女性向けファッションを思わせる可愛らしいビジュアルで環境問題を再現したデザインを、長岡造形大学デザイン学科 池田享史研究室の学生が作成し、越後交通株式会社のEVバスにラッピングしました。デザイン中の衣装には緩衝材等、本来捨てられてしまうものをリメイクして使用するといった工夫がされています。ポストカードの配布やミライエ長岡でのパネル展示等とあわせ、地球温暖化防止啓発を行いました。