創立は天正4年（1576）の仏光寺派の寺で、松に囲まれた海を見下ろす高台に建っています。江戸時代、寺泊港は佐渡金山送りの無宿人の渡海港となっていました。佐渡を前に寺泊で亡くなられた無宿人が長善寺に埋葬されたと記録は伝えています。

　延長6年（928）観弁が開設した古い曹洞宗の寺です。参道の階段を登った山門から見える夕映えは格別美しいです。
　境内には船絵馬を奉納した妙見堂や佐藤継信・忠信追福の塔など文化財の多い寺です。

　源義経に従軍し平家討伐したわが子を慕い、音羽の御前が塔を建て討死の冥福を祈ったといわれています。

　創立は元和3年（1617）で開基は賢晴。
　港を見下ろす境内の山門「鐘桜門」は、戊辰戦争時の寺泊沖海戦での史話を伝えています。

　創立は永承2年（1047）で、開基は栄秀。越後33観音札所のなかの20番目の霊場。毎年6月16日の夜から18日の朝までの3日間、200年の伝統行事「観音講」が開かれ、町の年中行事として人々に親しまれています。境内には良寛が住んだ密蔵院があります。

　創立は嘉禄3年（1227）で、開基は金光上人。展望抜群の境内には、浜辺のメロディーが流れるオルゴール塔があり、街の人々に時刻を知らせています。また、多くの文化財も保存されております。

　天平宝字元年（757）創立で、　日蓮聖人佐渡配流のとき日蓮宗に改宗し、寺泊山法福寺と改称しました。大古は地内に5つの坊舎があり活気に満ちていたが不慮の火災によって本坊、坊舎すべてを消失したと伝えています。
　境内の墓地には良寛の妹むらのお墓があります。