○無雪都市宣言

昭和38年10月9日

市議会決議

長い歳月、市民に苦悩と不測の損害を与えてきた雪害を雪国の宿命と諦観することは、いまや今日の経済情勢又は社会生活上それは許され得ないことであります。

この切実な市民多年の悲願が結集され、本市で昭和36年において試験的に施設した地下水利用による消雪パイプ施設は予期以上の効果を上げ、そしてこれが昭和38年1月豪雪に際しても、偉大な威力を発揮して道路交通の確保に至大な役割を果たしたのであります。

このときに当たり、これらの貴重な体験をもととして、全市を挙げて無雪化することを決意し、そして関係機関に対しては必要な施策の実現を図るとともに、更に全市民の最大の努力と英知を結集して永遠に雪害を排除し、長岡市全域にわたって無雪のもたらす恵沢を確保しようとするものであります。

このために長岡市民は、長岡市の名誉にかけ、全力を挙げてこの崇高な理想と目的を達成することを誓い、もって全市民運動を強力に推進すべく、ここに長岡市を「無雪都市」とするものであります。

右宣言する。

昭和38年10月9日

長岡市議会

無雪都市宣言

昭和38年10月9日 議決

(昭和38年10月9日施行)

体系情報
第1編 規/第4章 宣言・市民憲章
沿革情報
昭和38年10月9日 議決