河井継之助を映画化
「峠 最後のサムライ」

―継之助さんの夢の邪魔をせぬよう、役所さんの足を引っ張らぬよう、、、先輩方から学べることに感謝しながらつとめさせていただきます。 ―世界中で知られている「サムライ」という美的人間の代表でもある河井継之助を背筋を伸ばし、気持ちを引きしめて撮影に臨みたいと思います。
「妻・おすが 役 松たか子さん」の画像 「河井継之助 役 役所広司さん」の画像
妻・おすが 役
 松たか子さん
河井継之助 役
 役所広司さん


公開は2020年
豪華出演者

 長岡藩家老・河井継之助を主人公にし、累計発行部数284万部を超える司馬遼太郎さんの名著「峠」の映画化が決定しました。タイトルは「峠 最後のサムライ」です。
 継之助役には役所広司さん。7年前の映画「聯合(れんごう)艦隊司令長官 山本五十六」に続き、長岡の偉人を演じます。そして、継之助の妻・おすが役に松たか子さん、先代藩主・牧野忠恭(ただゆき)役に仲代達矢さんなど、豪華キャストが集まりました。メガホンを取るのは、黒澤明監督の助監督として数々の名作に携わり、初監督作品「雨あがる」で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した小泉堯史(たかし)監督です。
 長岡開府400年、戊辰戦争150年、河井継之助没後150年の節目を迎え、“最後のサムライ”と称される継之助に注目が集まります。撮影は、9月から長岡市を中心に各地でスタート。2020年の公開に向け、市もPRなどで協力していきます。

主な出演者 ※( )は役名
役所広司(河井継之助)
松たか子(おすが)
田中泯(河井代右衛門)
香川京子(お貞)
佐々木蔵之介(小山良運)
榎木孝明(川島億次郎)
渡辺大(花輪求馬)
東出昌大(徳川慶喜)
吉岡秀隆(岩村精一郎)
仲代達矢(牧野忠恭(雪堂))



市民から
 喜びの声  
  
「河井継之助記念館友の会会長・下田邦夫さん」の画像    河井継之助記念館友の会
会長・下田邦夫さん
 今年は「峠」の発行から50年でもあり、映画化のニュースは大変喜んでいます。友の会は、講演やゆかりの地との交流を通じて継之助の魅力を発信しています。会員約600人の内、3分の1が県外の人で、全国的にも多くのファンがいると感じます。
 継之助は志を高く持ち、正しい事は正しいと最後まで筋を通し、一生懸命生き抜いた人だと思います。映画ではどのように描かれるか楽しみですね。映画は、長岡、そして全国の人が継之助の生き方を改めて知ってもらえるきっかけにもなると思います。



継之助を知るならここ!
河井継之助記念館 
(長町1)TEL30・1525
【料金】一般=200円、高校・大学生=150円、小・中学生=100円
 生家跡に建ち、全国から年間1万2千人以上が訪れます。継之助の旅日記「塵壺(ちりつぼ)」や司馬遼太郎の小説「峠」の自筆原稿(複製)など、ゆかりの品、約30点を展示しています。
「ガトリング砲(複製」の画像
ガトリング砲(複製)



小泉堯史監督が語る
「心に残る継之助に」

―監督されることになった経緯や継之助への想いを教えてください。
 司馬遼太郎さんの「峠」は新聞連載時に読んでいて、継之助とはどういう人なのか以前から興味を持っていました。いつか映画にしたいという想いがあり、今回実現しました。
 僕は好きな人しか描かないんです。美しい生き方をしているなと思えたり、自分の心に爽やかな風を吹かせてくれたり、そういう人物をスクリーンの中に立ち上げたい。映画では、この人に出会えたという喜びを持ってもらえる継之助像になるんじゃないかと思います。
―長岡の印象は?
 ロケハンや花火大会で訪れました。時代劇は美術が大事なのですが、長岡は旧家が残っている。そうした本物の中で俳優さんがどういう芝居をするか楽しみです。また、映画に協力してくれる情熱を持った人と出会えたことも大きかったです。
―豪華なキャストが集まりました。
 キャストは理想に近いです。役所広司さんに「峠」の企画を話したら「ぜひやりましょう」と熱く言ってくれ、大きな力になりました。役所さんには江戸時代末期の継之助という人物を想像力を持ってつくってもらいたい。力のある人なので期待しています。
―市民のみなさんに一言お願いします。
 黒澤明監督は映画にメッセージは無いと言っていました。見た人がいろいろ感じ取って何かが心の中に残る、映画にはそういう力があるのだと。継之助も「心に残る」、そんな映画にしたいです。映画に参加することで一つの歴史を知ってもらい、そこで生きた人をいきいきと感じでもらえたらうれしいですね。
 みなさんも継之助の生きた時代に一緒に行ってみませんか。

「小泉堯史(こいずみたかし)監督」の画像
小泉堯史(こいずみ たかし)
黒澤明監督に師事し、28年間に渡り助監督を務める。「雨あがる」(,00)、「博士の愛した数式」(,06)、「蜩ノ記」(,14)などを監督。9月公開「散り椿」では脚本を務めた。



継之助の世界に参加しよう!
エキストラ募
 10月から11月の間に、市内・県内各地で行う撮影のエキストラを募集します。
 長岡ロケなびのホームページhttp://locanavi.jp/member/supporter/からサポーター会員の登録をしてください。詳細は随時ご案内します。
【問】長岡ロケなび(長岡観光コンベンション協会内)TEL32・1187
※そのほか市内撮影の映画・ドラマのエキストラも募集中です。

▲スマホはこちら
     
「エキストラ募集1」の画像 「エキストラ募集2」の画像


【問】観光企画課TEL39・2344



上へ