長岡戦災資料館 開館20周年

平和への想い、市民の力でつなぐ

 1,488人の尊い命を奪い、市街地の約8割を焼け野原にした昭和20年8月1日の長岡空襲。その資料や殉難者の遺影などを展示し、戦争の悲惨さと平和の大切さを伝える長岡戦災資料館が、7月で開館20周年を迎えます。
 同館を支えてきたのが、延べ77人に及ぶ「運営ボランティア」のみなさんです。空襲体験者から戦後世代まで幅広い年代の人が活躍。小・中学生への戦災体験の講話や事業の企画・運営、来館者の案内などを担っています。
 市は今後も市民と協力し、次の世代へ長岡空襲を語り継ぎ、平和の尊さを伝えていきます。令和7年度には同館を旧互尊文庫へ移転し、恒久的な伝承施設として整備を進めます。
【問】庶務課 ☎ 0258-39-2203
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小学生に体験を語るボランティア(平成29年)
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戦災住宅焼失地図を作成するボランティア(平成20年)
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ボランティアが中心となって募金を集めて制作した母子像(平成17年)

子どもたちの平和の心を育てたい

初代館長 古田島 吉輝

初代館長
古田島 吉輝 さん

  戦災資料館は、市と市民が一緒になって作り上げてきました。空襲体験者による講話を最も大切にしながら、戦争を体験していない世代に、より実感を持ってもらえる方法を模索。白黒写真ではわからない情景を伝えようとカラーの体験画を募集したり、亡くなった方の遺影を探したりし、多くの人の力で形にしてきました。
 空襲体験を伝えていくことは、私たちの大きな使命です。子どもたちの心に“平和のとりで”を築くために、これからも力を尽くしていきたいです。


戦災の記憶を次世代へ

開館20周年記念事業 記念特別展
「長岡戦災資料館のあゆみ」

運営ボランティアの活動をパネルで振り返ります。
日時=7月1日(土)〜9日(日)午前10時〜午後4時(1日・9日は午後3時まで)
場所=アオーレ長岡
【問】庶務課

★関連講話

日時・内容=①7月1日(土)午前11時10分〜11時50分...初代館長の模索の5年間 ②9日(日)午前11時〜11時40分...戦災写真の調査結果の解説
講師=①同館初代館長・古田島吉輝さん ②同館アドバイザー・星貴さん

長岡空襲殉難者追慕の集い

日時=7月1日(土)午前10時〜11時
場所=アオーレ長岡
内容=長岡空襲殉難者遺族・櫻井信子さんの話など
【問】長岡戦災資料館 ☎ 0258-36-3269

長岡空襲の体験を聞く会

日時=7月9日(日)午前10時〜10時50分
場所=アオーレ長岡
語り手=山田文さん
紙芝居=今井和江さん
【問】同館

長岡空襲解説講座

日時=7月15日(土)午前10時〜11時30分
講師=同館アドバイザー・星貴さん
対象=中学生以上
定員=50名先着
場所・申し込み=6月23日(金)から同館へ

長岡空襲殉難者遺影展・戦災住宅焼失地図展

日時=7月1日(土)〜8月31日(木)午前10時〜午後4時(7月3日(月)・10日(月)・18日(火)、8月21日(月)・28日(月)は休館)
場所・問い合わせ=同館

★空襲で亡くなられた方の遺影を探しています

心当たりのある人は、同館へご連絡ください。