アイコン県内初

民間団体と市で、子どもの貧困対策会議

連携強め、支援速く手厚く

 貧困が疑われる世帯は市内で約14%。平成30年度に市が行った調査の結果です。
 市は、子どもの貧困対策に日ごろから取り組む民間団体と共に、対策の現状や課題を話し合う会議を県内で初めて開催しました。
 教育、福祉の各分野、市の関係課など18の組織が参加。それぞれがお互いの役割や強みを理解した「顔の見える関係」を築くことで、対象世帯への支援をさらに速やかに、手厚く行います。
 さらに、市の専門職員「子どもナビゲーター」による教育・保育現場の訪問、「フードバンクながおか」の運営支援などを通じ、子どもの貧困対策に取り組んでいきます。


貧困対策の今、参加者の声

 家庭によって対処方法は違うため、さまざまな分野の組織とつながる必要がある。情報共有の機会はありがたい。

 新型ウイルス禍は家庭の収入減を招き、精神に不調を来す保護者もいる。貧困の芽にならないか注意が必要。

 経済的に厳しい家庭は働くことで精いっぱい。本当に困っている人は相談に来る余裕がない。
グループで意見を交わす参加者
グループで意見を交わす参加者(8月19日)

【問】 子ども・子育て課 ☎ 39-2300


子どもナビゲーター
学校巡り、福祉につなげる

まちキャン10周年
聞き取りをするナビゲーター

 平成30年度に設置以来、中学校校長の経験者などが、市内の全小・中・総合支援学校と保育園などを訪問しています。支援が必要な子どもの情報を聞き、福祉施策につなげています。

■ 経済的な支援制度を紹介します
子ども家庭センター ☎ 36-3790

フードバンクながおか
食料支援の輪広がる

まちキャン10周年
家庭や施設に渡す食品の梱包作業

  4月に設立された「フードバンクながおか」。寄付された食品を子育て世帯や児童福祉施設に無料で提供しています。食べられるのに廃棄される「食品ロス」の対策にも取り組んでいます。

■ 食品の寄付が、子どもの笑顔に
フードバンクながおか ☎ 090-2142-6119

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