
和島地域の本行寺(ほんぎょうじ)に所蔵されている市指定文化財の人頭骨。この頭骨を基に当時の人物の顔を復元した復顔像が初めて公開されました。

人頭骨は、大正2年ごろに大河津分水の工事中に発見されたものです。長岡藩牧野家の藩主の復顔にも携わった新潟医療福祉大学自然人類学研究所教授の奈良貴史さんが中心となり、令和6年に調査を実施。1体が約700年前の南北朝時代の人物であることが判明しました。南北朝時代の頭骨は全国的にも珍しく、新潟県内では初めての事例です。


復顔像の公開に合わせてシンポジウムも行われ、地元住民や歴史ファンら180人が参加しました。研究に携わった専門家が、年代測定や下顎骨の復元、復顔に至るまでの過程を紹介。復顔は、頭骨の形状や骨格の特徴を基に学習AIモデルや3Dプリンターなどの最新技術を用いて作られました。奈良さんらの研究により、後頭部や眉間付近の骨の形状などから男性と推定され、頭が前後に比較的短く、鼻の上部が平坦な「がっしり」とした顔立ちが再現されました。

この日、頭骨とともに出土した県指定文化財の毛抜形太刀も紹介。儀礼用とされる貴重な刀剣で、レプリカも展示されました。
復顔像は今後、和島コミュニティセンターなどで一般公開する予定です。
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