長岡戦災資料館で「長岡空襲の体験を聞く会」を開催しました。
体験者2人が約110人を前に語りました。
空襲翌日、中千手の家(現・南中学校の西側)に戻ろうとした木村初江さんは「地面が焼けて1mも歩けないほど熱かったので、何回も用水に入りました。不思議とのども渇かなかったし、お腹もすかなかった。空襲に驚きぼうぜんとしていたんだと思う」と語りました。
旭町3丁目(現・南町1)に住む木村純三さんは「柿川沿いに悠久山へ逃げる途中、真っ黒い遺体がいくつも倒れているのを見ました。まちは赤黒く燃え盛り、低空飛行で焼夷弾を落とす米軍の操縦士の顔がはっきりと焼き付いています」と振り返りました。
戦争を知る人が少なくなる中、長岡空襲の体験談を聞くことは貴重な機会です。二度と悲劇を繰り返さないためにも、戦争の事実を知り、未来へ平和をつないでいきましょう。(Su)
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