最終更新日 2025年6月13日
県内全30市町村で構成する「市町村による原子力安全対策に関する研究会(事務局:長岡市)」は、5月20日(火)に新潟県自治会館において原子力安全対策などについて理解を深めることを目的とした実務担当者会議を開催し、オンライン出席を合わせ、市町村と国、新潟県、事業者の実務担当者など71人が参加しました。
会議では、原子力規制庁から屋内退避の運用に関する検討チーム会合の報告書等について、新潟県から柏崎刈羽原子力発電所の被ばく線量シミュレーションの結果等について、内閣府から柏崎刈羽地域の緊急時対応及びQA集について、説明がありました。
市町村担当者からは、原子力規制庁に対して、「屋内退避中の生活の維持に民間事業者の活動が不可欠だが、事業者への理解促進のための取組みが必要ではないか」と質問し、「原子力防災担当部局と共に、関係省庁と連携して議論のポイントを整理し、今後の進め方、スケジュールについて検討しているところである」との回答がありました。
また、新潟県に対しては、シミュレーションについて「原子力規制庁は重大事故等対策が成功する前提で実施しているが、県も同様の認識か」と質問し、「福島事故の教訓を踏まえた新規制基準で何重にも対策が講じられており、その信頼性、重要性をきちんと認識したうえで原子力規制庁が想定した条件は、十分に合理的なものと考えている」との回答がありました。また、県民意識調査について「二者択一では把握できない県民の不安や思いをくみ取ることができるような調査を実施してほしい。結果は市町村ごとに分けて情報提供してほしい」と要望しました。
内閣府に対しては、緊急時対応及びQA集について「柏崎刈羽地域ならではの大雪を踏まえた内容であり現時点で最大限のものと捉えているが、避難の実効性の向上と残された課題について引き続き取り組んでいただきたい」と要望しました。
研究会では、今後も市民の安全・安心を守るために、関係機関と連携し、原子力安全対策にしっかりと取り組んでまいります。
![]() ▲原子力規制庁に 質問・要望する市町村の担当者 |
![]() ▲市町村の担当者に説明する 原子力規制庁の担当者 |
![]() ▲県に質問・要望する市町村の担当者 |
![]() ▲市町村の担当者に説明する県の担当者 |
![]() ▲内閣府に質問・要望する市町村の担当者 |
![]() ▲市町村の担当者に説明する内閣府の担当者 |
次第 | (PDF 73KB) |
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出席者名簿 | (PDF 196KB) |
説明資料 原子力規制庁資料1 | (PDF 1,692KB) |
説明資料 原子力規制庁資料2 | (PDF 1,324KB) |
説明資料 原子力規制庁資料3 | (PDF 921KB) |
説明資料 原子力規制庁資料4 | (PDF 256KB) |
説明資料 新潟県防災局原子力安全対策課資料1 | (PDF 1,140KB) |
説明資料 新潟県防災局原子力安全対策課資料2 | (PDF 4,389KB) |
説明資料 新潟県防災局原子力安全対策課資料3 | (PDF 667KB) |
説明資料 新潟県防災局原子力安全対策課資料4 | (PDF 8,471KB) |
説明資料 内閣府資料1 | (PDF 7,498KB) |
説明資料 内閣府資料2 | (PDF 26.0MB) |
説明資料 内閣府資料3 | (PDF 3,210KB) |
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