最終更新日 2025年6月24日
新潟水俣病は、旧昭和電工株式会社鹿瀬工場から阿賀野川に排出されたメチル水銀が食物連鎖で川魚に取り込まれ、それを人々が多食したことで発生した公害病で、昭和40年に被害が確認されました。伝染や遺伝する病気ではありません。
被害者は、症状からくる苦しみに加え、差別や偏見に苦しんでいます。最初は、原因がわからず「タタリ」、「ナゾの病気」などと言われました。その後は、裁判を起こしたり救済を受けたりしたことで「金目当て」、「ニセ患者」などと差別や偏見をもたれました。
差別や偏見をなくすために、新潟水俣病について正しく理解し、被害者の立場に立って考えることが大切です。
新潟県では「新潟水俣病地域福祉推進条例」を制定し、新潟水俣病患者の福祉の増進等を図るための保健福祉施策や、地域の再生・融和を図るための被害地域住民の交流の促進、
新潟水俣病に関する教育の推進と啓発活動の充実などに取り組んでいます。
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