最終更新日 2019年11月25日
長岡市では、ごみの減量や自然環境の大切さを学習し、環境保全について考える場を提供するため、「夏休み子ども環境体験フェア」を実施しています。
令和元年度は、小学生を対象に、7月27日(土曜日)に水辺の生き物調査やトキの飼育員体験を行う「自然探検コース」を、7月30日(火曜日)にごみ処理施設等を見学・体験する「施設探検コース」を開催しました。
寺泊夏戸地域を会場に、午前中は寺泊水族博物館の学芸員を講師に迎え水辺の生物調査、午後はトキ分散飼育センターの職員などが講師となり施設見学やトキの飼育員体験を行いました。計7組15人の小学生及び保護者にご参加いただきました。
【1】事前学習
まずは、寺泊夏戸地域にはどんな生き物が生息しているのか考えます。どうやって網を使うと採れるのか、使い方も教えてもらいます。
【2】生き物調査
生き物を探しながら川を進みます。すでに洋服は泥だらけです。
【3】観察
どんな魚が捕れたかみんなで観察します。寺泊夏戸地域を流れる須走川では、フナやドジョウの仲間など、15種類もの水生生物を捕まえました。アメリカザリガニなどの外来種も発見しました。
【4】トキについての学習
お昼を挟んで午後は、トキが暮らす環境について学びます。その後、「トキみ~て」に移動してトキを見に行きます。ちょうどトキたちのご飯の時間。飛ぶ様子も間近に見ることができました。
【5】トキ飼育員体験
普段は非公開のトキ分散飼育センター内の施設を見学します。入る前にはしっかり消毒をします。
【6】トキ飼育員体験
長岡で暮らしているトキが普段どのようなものを食べているのか、実際につくってみます。
参加した子どもたちからは、「川の中に色んな種類の魚がいてもっと少ないかと思ったから驚いた。」「色々なことができて楽しかったし面白かった。」といった感想をいただきました。
実際に生き物とふれあいながら学ぶことで、生き物にとって暮らしやすい環境とはどのようなものか、考える良い機会になったのではないでしょうか。
長岡市環境衛生センターで、普段は見られないごみ処理施設の裏側や巨大ごみクレーンの見学を行いました。計6組14人の小学生及び保護者に御参加いただきました。
【1】ごみ焼却施設
長岡市のごみの出し方のビデオを見たあと、早速施設探検に出発です。まずは、焼却施設を見学しました。巨大ごみクレーンを操作体験したり、ごみピットの中を見たりしました。これまで見たことがないごみピットの様子、またごみをつかむクレーンの様子にみんな驚いていました。
【2】ごみ収集車
次に、ごみを収集車に入れる作業の体験です。ごみ収集車の運転席に座り、内部の様子を見学しました。バックミラーの部分が死角となりやすい車の後ろ側を映し出すことができる収集車でした。後ろに回ったお父さんやお母さんが手を振る様子を子どもたちは運転席で喜んでいました。
【3】生ごみバイオガス発電センター
生ごみバイオガス発電センターでは、発酵槽、ガスホルダー、ガスエンジン発電機や急速充電器などの施設を見学します。とても大きな発酵槽やガスホルダーを見て子どもたちは驚いた様子でした。
【4】学習
最後に、食品ロスに関するパネルなどを見て、ごみの減量について勉強です。
また、手回し発電機を使って電車のおもちゃやオルゴールを動かしたり、豆電球とLED電球の発電体験をしたりすることで、家庭の省エネについても学びました。
参加した子どもたちからは、「楽しくごみの処理や、減量について学べてよかった。」「物をあまり捨てないようにする。」「きれいなまちにしたい。」といった感想をいただきました。
ごみクレーン操作体験やごみ収集車体験など、普段はなかなかできないことを体験するとともに、家で出たごみがどのようにして処理されるのかを知ることで、ごみの減量や分別の大切さを感じてもらえたのではないでしょうか。
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