最終更新日 2022年4月1日
日本脳炎とは
日本脳炎ウイルスの感染によっておこります。ヒトからヒトへの感染はなく、ブタなどの動物の中で増えたウイルスが蚊によって媒介されます。7~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。流行は西日本地域が中心ですが、日本脳炎ウイルスは日本全体に分布しています。飼育されているブタにおける日本脳炎の流行は毎年6月から10月頃まで続きますが、この間に、地域によっては、約80%以上のブタが感染しています。以前は小児、学童に発生していましたが、予防接種の普及・環境の変化などで患者数は減少しました。
感染者のうち、100~1000人に1人が脳炎を発症します。脳炎のほか髄膜炎や夏かぜの様な症状で終わる人もいます。脳炎にかかったときの死亡率は約20~40%ですが、神経の後遺症を残す人が多くいます。
日本脳炎予防接種は平成22年3月31日まで積極的勧奨が差し控えられていましたが、1期は平成22年4月1日から、2期は平成25年4月1日から積極的接種勧奨となりました。
標準的接種年齢:1期初回 3歳、1期追加 4歳、2期 9歳
積極的接種勧奨の差し控えによって、接種の機会を逃した方へ
①差し控えの影響で接種を受けられなかった平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの方は、20歳未満までの間に定期の予防接種として受けることができるようになりました。
母子健康手帳等で接種歴を確認し、不足している回数を接種してくださるようおしらせいたします。
接種期間 | 20歳未満までの間 |
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料金 | 無料 |
接種場所 | 医療機関 ※要事前予約 |
持ち物 | 予診票、母子健康手帳 |
接種回数等 | 1期3回(1回目・2回目・追加)、2期1回のうち不足している回数 |
②差し控えの影響で接種を受けられなかった平成19年4月2日~平成21年10月1日生まれの方で、9歳~13歳未満までの方のうち、第1期(3回)の接種が終わっていない方は、不足分を定期接種として接種できます。
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