市は、長岡花火を育て発展させ多大な貢献をされた嘉瀬誠次さんに、長岡市民大賞を贈呈しました。
贈呈式の会場となったアオーレ長岡には、長岡まつり関係者や東日本大震災後、陸前高田市で嘉瀬さんの「白菊」を打ち上げ続けている脇野町小学校6年生、市民ら約400人が集い、嘉瀬さんの受賞をお祝いしました。
森市長は「市民大賞は市民に希望と感動、そして誇りと自信を与えくださった方に差し上げています。昨年長岡市は真珠湾で追悼と平和を祈る白菊を打ち上げました。嘉瀬さんが今まで世界各国で感動を与えてきた延長線にあるものです。これまでずっと長岡花火に強い思いを抱いて支えてこられた、そして長岡市民に希望と感動、誇りと自信を与えてくださったことに心から敬意を表します」と述べ、嘉瀬さんに記念の盾を贈呈しました。
盾には嘉瀬さんお気に入りの、三尺玉「千輪」の写真が施されています。
嘉瀬さんは「みなさまから叱咤(しった)激励されてここまできました。今までお世話になったこと、今日の感激は死ぬまで忘れません。ありがとうございました」と感想を述べ、会場はあたたかい拍手に包まれました。
脇野町小学校6年生66人は「嘉瀬さんの花火は長岡の誇りです」と嘉瀬さんにお祝いの言葉と花束を贈りました。
長年、嘉瀬さんと親交があり、地域の祭りで花火を上げ続けている蓬平観光協会の中村忠夫さんは「花火一筋に信念を曲げない人、これが嘉瀬さんです。曲がったことが嫌いだしね。絶対に妥協しない。だからこそやり続けたんだよね。そうじゃなければこれだけの花火は作れません。今回の受賞は私も大変うれしいことです」と感激した様子でした。
アオーレ長岡では5月3日まで、嘉瀬さんの受賞を記念した写真展を開催。嘉瀬さんもうれしそうに写真に見入っていました。嘉瀬さんが打ち上げた名物花火の数々を写真で振り返ります。(M)
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