昭和20年8月1日の長岡空襲の悲劇を次世代に伝えるため、長岡戦災資料館で「長岡空襲体験画展-わたしの長岡空襲-」が始まりました。前期と後期に分け計101点を展示します。
初日、来場者約70人を前に、栃尾地域在住の多田清虹さんが自身の作品にまつわるエピソードなどを話しました。多田さんは、枯れ葉や樹皮などを貼り合わせる工芸絵画「美里絵(みさとえ)」の創始者です。長岡空襲のときに多田さんは小学2年生。栃尾地域で防空壕に逃げるときに見た、長岡の市街地方面の真っ赤な空の記憶から想像で描いた作品「天燃ゆる」(写真右)と、失われた多くの命を悼んで描いた「三十三観音」(右から2番目)を特別展示しています。
体験画展は前期が5月15日(日)まで。後期は作品を入れ替え5月28日(土)から6月19日(日)まで開催します。ぜひご来場ください。(T)
このページの担当