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トップ > 子育て・教育 > 教育委員会 > 校長会議における教育長講話(要旨)

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平成29年度 校長会議における教育長講話(要旨)

最終更新日 2017年8月24日

長岡市教育委員会教育長 高橋 譲

1. はじめに

 現在当市には、小学校57校、中学校27校、特別支援学校2校の計86校の市立学校があります。教育委員会は、皆さんがそれぞれの学校において、特色ある着実な取り組みがしやすいように、現場の声に耳を傾け、軸足を現場に置いた教育施策を推進していきます。各校長から、長岡の子どもたちのために存分に力を発揮していただくことを期待します。皆様方の活動を全面的にバックアップしてまいります。

2. 長岡市について

(1)2018年開府400年

 長岡市は元和4(1618)年、譜代大名牧野家による統治から歴史が始まりました。今の牧野家当主、忠昌氏は第17代です。さいわいプラザにある科学博物館の名誉館長です。来年は、開府400年という大きな節目を迎えます。

 「開府400年記念事業推進室」が設置され準備を進めています。すでに、PR冊子「越後長岡ROOTS400」は第4号まで発行されていますので、是非お読みください。また、関連事業等には皆さんからもご協力をお願いします。

(2)米百俵の精神

 長岡には、長岡藩の時代から脈々と受け継がれ、今も市民が誇りをもっている「米百俵の精神」というものがあります。「国が栄えるも滅びるもことごとく人にある。食えないからこそ、学校を建て、教育をするのだ。」という人材育成を第一義にした教えであります。

 これは、三根山藩(現新潟市西蒲区)から贈られてきた百俵の支援米を国漢学校設立資金に回した故事に由来します。慶応4(1868)年の北越戊辰戦争で長岡のまちが焼き払われ食べ物のないときに、当時の大参事・文武総督であった小林虎三郎は、その支援米を藩士に分け与えるのではなく学校設立のための資金にしたのです。この教育にかける市民の熱き思いは、今も変わることはありません。

(3)長岡空襲

 第2次世界大戦では、昭和20(1945)年8月1日夜の長岡空襲で1,486人もの尊い命が失われました。第2次世界大戦の終戦から70年の節目の年であった一昨年には、長岡市と姉妹都市ホノルル市の中学生・高校生が、青少年平和サミットを開催し、両市の青少年の平和への思いを「サミット宣言」として全世界に発信しました。また、昨年12月には、これまでの長岡・ホノルルの平和交流の取り組みにより、市長がハワイ海軍地域司令官から真珠湾75周年追悼記念式典に招待されたことは皆さんご存じのことと思います。

 各学校では、それぞれの実態に応じて様々なテーマで平和学習に取り組み、大きな成果を上げてきました。県内で唯一大規模空襲を受けた都市として、長岡の子どもたちに恒久平和を願う心や、よりよい未来を創造する意欲をより一層育むようお願いします。

3. 長岡の教育について

(1)米百俵のまち長岡 教育大綱

 平成27年12月に市長が長岡市の教育大綱を定めました。大綱の策定にあたっては、総合教育会議を3回開催し、市長と教育委員との協議を経て、乳幼児期から義務教育終了までの子育てを含む人づくりという観点からまとめました。基本理念を「子どもたち一人ひとりの個性が輝き、幸せを創り出していける教育の推進」とし、5つの基本方針を掲げています。

 また、長岡は、先人がたゆみない努力と工夫を重ね、数えきれない困難を克服してきた力強いまちでもあります。先人の復興への思いを大切にし、教育を重視するまちづくりを進めています。そのようなこともあり、長岡市教育委員会では「ながおか学」という冊子を作成しています。まずは、校長自ら熟読していただいたうえで、それぞれの学校で活用をしていただくようお願いします。

(2)子育て支援と教育の一元化

 長岡市は、平成19年度に母子保健、子育て支援、保育園などに関する業務を教育委員会に移管し、妊婦の支援から保育・幼児教育を主に行う「子育て支援部」、学校教育を主に行う「教育部」の二つの部で、子どもの成長に合わせた一貫性のある支援・教育に早くから取り組んできました。さらに、安心して子育てができるまちづくりを一層進めることから、昨年度は、「子育て支援部」を「子ども未来部」と改称しました。さらに、今年度より「子ども未来部」に「青少年育成課」を新設しました。幼稚園・保育園と小・中学校の連携をさらに強めてください。

 また、特別支援教育に力を入れているのも長岡市の大きな特徴です。長岡市立の学校として、平成6年(1994年)に養護学校開校、平成11年(1999年)高等部開設、そして、一昨年度は高等部を分離本校化し、高等総合支援学校を開校しました。特別な支援を必要とする児童・生徒への支援の充実とともに特別支援教育のセンター的機能を高めていますので、小・中学校は大いに活用ください。
 また、昨年度より、学校教育課特別支援教育係にインクルーシブ教育システムコーディネーターを配置し、関係機関との連携や各学校への指導・助言を行い、インクルーシブ教育システム及び合理的配慮を推進します。

(3)熱中!感動!夢づくり教育

 長岡市が全国に誇る教育施策である「熱中!感動!夢づくり教育」は、13年目を迎え、85の事業を展開します。予算も約5億万円をかけています。ぜひ、平成の米百俵「熱中!感動!夢づくり教育」の事業を子どもたちのために有効に活用するとともに、保護者・地域の皆さんにも「熱中!感動!夢づくり教育」を大いに紹介くださいますようお願いします。

4. 学校経営について

(1)学校裁量・校長裁量

 長岡市教育委員会は、各校の自主性、主体性、創意工夫を最大限尊重します。そのために裁量予算を配当しますし、長期休業日の設定、すなわち授業日数等も各校の裁量に任せています。2学期制も裁量拡大の一環であり、柔軟な教育課程の編成ができるだけ可能になるようにしています。

 校長の大胆な発想で、思い切った学校経営を行ってもらいたいという大きな期待をもっています。どうぞ、自分の思い描く学校像実現のために思う存分、リーダーシップを発揮してください。

(2)地域との関係づくり

 地域や保護者との連携を深め、学校を応援してもらうことは、これからの学校づくりには欠かせません。そのためには、校長が地域や保護者とのよりよい関係づくりを率先して進める必要があります。

 今年度新たに長岡の校長となった皆さんは、町内会長さんや学校評議員の皆さん方に挨拶に行きましたか。校長がこのような人間関係づくりに積極的に取り組めば、学校や教育活動をよりよく理解してもらう一歩となることでしょう。地域や保護者との人間関係を基盤に学校づくりを進めてください。長岡では、市全体としてコミュニティスクールを行ってはいませんが、各学校の創意工夫によって十分に地域との連携を図り、成果を上げています。各学校において、地域との連携を一層充実させていただき、地域との協働による学校づくりを推進してください。

 放課後児童クラブの時間延長について話をします。放課後児童クラブは、地域の中で子どもたちを育てることを理念に、地域が主体となって運営しています。したがって、多くの自治体が有料で実施しているところを、長岡市は保護者の仕事と子育ての両立を応援することから無料で実施し、時間延長分のみ有料としています。今後も地域で子どもたちを育み、見守る、健全育成活動として放課後児童クラブを捉え、運営していきます。

 学校の規模適正化について、国は平成27年1月に「公立小・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」を出しました。長岡市は、児童生徒の人数や学級の数を根拠にし、行政主導で一律に統廃合を進めることは考えていません。あくまでも、地域住民や保護者の声、子どもにとって望ましい教育環境はどうあればいいのかという観点を最大限に尊重しています。これまでも必要に応じて、そういった声が上がった地域で相談・協議及び資料提供をしてきました。今年度開校した小国小学校についてもそうでした。また、今年度末に閉校し、平成30年4月に栃尾南小学校に統合する中野俣小学校についても、あるいは六日市小学校と山谷沢小学校が統合して開校する岡南小学校についても同様です。

 5月1日の学校基本調査の集計が終わった段階で、各学校に今後の入学予定者数の推移を情報提供しますので、各学校の将来像について、地域や保護者の方々と議論する機会を持ってください。校長は、子どもたちにとって望ましい教育環境としての学級規模について、しっかりと保護者や地域の皆さんと議論してください。具体的な持ち方については、後ほど担当の学務課が説明します。

(3)経営者としての心構え

 校長には、子どもたちへの愛情、そして教育に対する情熱・使命感といった教育者としての資質が求められるのは当然のことですが、もう一つ、学校経営者としての資質が重要です。学校という組織体の経営者としても学び続けてください。そして、明確な経営方針をもって、それを教職員や保護者・地域住民にしっかりと伝えてください。

 学校経営では、校長が、過去の成功や慣習に捉われることなく、常に創意工夫し、自分ならではの新しい試みや挑戦に向けて実践し続けることが重要です。学校をよりよく変えていこうとする高い意識で学校経営を見直し続けてください。

 また、教職員のもつ力を的確に把握し、その力を十分に引き出し、伸ばしていくことも経営者として大切なことです。頑張りを認め、励まし、更に頑張ろうという力が湧くような声かけをしてください。同時に、教職員の働きやすい職場環境づくり、一体感のある職員集団づくりにも努めてください。これが、教職員の不祥事の根絶につながります。子どもたちや教職員の様子を自分自身の目で見て把握する、現場重視の校長であることを期待します。

5. 危機管理について

(1)大きな災害への備え

 東日本大震災から6年以上経過した現在でも、長岡市内に一時避難して学校生活を送っている児童・生徒が44名います。該当校の校長は、そのような児童・生徒、保護者に対して引き続き温かい配慮と支援をお願いします。

 また、このような大きな災害は、いつ発生するか分かりません。校長は常に危機管理の意識をもち、陣頭指揮を執る構えでいてください。原子力防災のDVDが各学校に配られています。実際に事故が発生したとき、長岡市の半分以上の地域が原発から30km以内の緊急時防護措置準備区域、いわゆるUPZ内となります。該当地域の学校では緊急に避難しなければいけないこともあり得ますから、今年度新たに長岡の校長となった皆さんは、よく学習してください。

 災害によっては、学校が避難所になることもあります。昨年の熊本地震では避難所となった学校での教職員の活躍が報道されていました。また、中越大震災や中越沖地震で避難所運営に携わった方も、この中にはいらっしゃいます。もしもの時の備えをお願いいたします。

(2)日頃の危機管理

 長岡市内の学校には、子どもが2万以上います。その数の子どもたちが日々活動しているわけですから、いつ、何が起こるかはわかりません。事件や事故、給食でのアレルギー、不審者、クレーム等様々な危機が発生します。未然防止の取組も必要不可欠ですが、もし何かが起きた時にどのような初期対応をするかが重要です。それを危機管理の対象だと思うかどうかが、その後に大きな影響を及ぼします。

 校長が陣頭指揮をとる場面ばかりでなく、教職員の対応や判断が重要になる場合もあります。全ての教職員の危機意識を高め、臨機応変に適切な判断ができるよう危機管理マニュアルの徹底や訓練を確実に行ってください。避難訓練は、保護者への引き渡し、予告なしでの実施、防災教育授業との連動などの工夫をしてください。

 いじめ、非行などの問題行動や子どもの命に関わる問題については、わずかなサインを見逃すことなく、教育委員会や警察等の関係機関とすぐに連携し、子どもの命を守ることを最優先に考えた対応をしてください。このような問題については、長岡市教育委員会は、学校に全面的な支援に入ります。

6. おわりに

 健康は、一人ひとりの大切な問題です。校長自らが健康であるとともに教職員の健康管理にも気配りしてください。早めの対応、早めの相談、早めの受診をお願いします。風通しよく、笑いが絶えないような職員室、誰もが安心できる学校を目指してください。平成29年度長岡市の教育を一緒につくっていきましょう。どうぞよろしくお願いします。

このページの担当

学校教育課
TEL:0258-39-2249  FAX:0258-39-4710
メール:gakkyo@kome100.ne.jp

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