• くらし・手続き
  • 健康・福祉
  • 子育て・教育
  • 観光
  • 産業・ビジネス
  • 市政
  • シェア
  • ツイート
  • 送る

トップ > 子育て・教育 > 教育委員会 > 校長会議における教育長講話(要旨)

トップ > 子育て・教育 > 教育委員会 > 校長会議における教育長講話(要旨)

平成28年度 校長会議における教育長講話(要旨)

最終更新日 2016年4月27日

長岡市教育委員会教育長 高橋 譲

1. はじめに

 新しい年度のスタートに当たり、毎年、全市立学校校長に集まってもらっています。今年度新たに長岡市立学校の校長となった22名の皆さん、ようこそ長岡市へ。心から歓迎します。
 現在当市には、小学校59校、中学校27校、特別支援学校2校の計88校の市立学校があります。教育委員会は、皆さんがそれぞれの学校において、特色ある着実な取り組みがしやすいように、現場の声に耳を傾け、軸足を現場に置いた教育施策を推進していきます。各校長から、長岡の子どもたちのために存分に力を発揮していただくことを期待します。皆様方の活動を全面的にバックアップしてまいります。

2. 長岡市について

(1)長岡の歴史

 長岡市は元和4(1618)年、譜代大名牧野家による統治から歴史が始まりました。今の牧野家当主、忠昌氏は第17代です。さいわいプラザにある科学博物館の名誉館長です。平成30(2018)年に開府400年という大きな節目を迎えます。まもなく実行委員会が立ち上がり準備に入りますので、皆さんからもご協力願います。
 慶応4(1868)年の北越戊辰戦争で長岡のまちは焼き払われました。食べ物のないときに三根山藩(現新潟市西蒲区)から百俵の支援米が贈られてきました。当時の大参事・文武総督であった小林虎三郎は、その支援米を藩士に分け与えず、国漢学校設立資金に回しました。「国が栄えるも滅びるもことごとく人にある。食えないからこそ、学校を建て、教育をするのだ。」という人材育成を第一義にした長岡藩の教えであり、「米百俵の精神」として今も脈々と受け継がれ、長岡市民は、米百俵のまちということに誇りをもっています。
 第2次世界大戦では、昭和20(1945)年8月1日夜の長岡空襲で1,486人もの尊い命が失われました。第2次世界大戦の終戦から70年の節目の年であった昨年は、長岡市と姉妹都市ホノルル市の中学生・高校生が、青少年平和サミットを開催し、両市の青少年の平和への思いを「サミット宣言」として全世界に発信しました。
 これまでも、各学校がそれぞれの実態に応じて様々なテーマで平和学習に取り組み、大きな成果を上げてきました。県内で唯一大規模空襲を受けた都市として、例えば「平和月間」を設定するなどして、長岡の子どもたちに恒久平和を願う心や、よりよい未来を創造する意欲をより一層育んでください。
 なお、長岡の歴史については、長岡市教育委員会発行の「郷土長岡を語る『ながおか学』」にまとめられていますので、今年度新たに長岡の校長となった皆さんは、ぜひお読みください。

(2)地方創生

 地方創生は、国を挙げての人口減少対策です。長岡市は、10年・20年先のまちの活力を維持し、人口減少対策に対応するため、雇用創出、移住・定住、結婚・子育てなど、まちづくりの方向性を示す長岡版総合戦略「長岡リジュベネーション~長岡若返り戦略~」を昨年10月に策定しました。人口減少を抑制するとともに、愛着と誇りの持てる「ふるさと長岡」をつくっていくことを目指します。そのため、未来の長岡を担う子どもたちを育てる質の高い教育環境づくりを一つの視点としています。
 「ふるさと長岡」については、市立学校全てで、地域の人材・施設等を活用し、長岡の歴史や文化、自然等を学ぶ「ふるさと学習」を実施しています。長岡を愛し、長岡への愛着と誇りのある子ども、つまりは、世界のどこに行っても長岡の自慢ができるような子どもを育んでください。

(3)長岡市総合計画

 今年度から平成37年度までの10年間のまちづくりの指針となる「長岡市総合計画」を3月に策定しました。この計画は、「長岡リジュベネーション~長岡若返り戦略~」を踏まえ、明るい未来に向けたまちづくりを行うための基本構想となるものです。本計画は、長期的・総合的な展望に立った市政運営の基本構想であり、市のあらゆる計画の最上位に位置付きます。
 まちづくりの将来像を「前より前へ!長岡 志を未来に活かし輝き続けるまち」とし、この将来像を実現する6つの政策の一つに「人材育成」を掲げています。そこには、「子育て支援や教育の充実、市民主体の文化・スポーツ活動への支援などにより、長岡への愛着と誇りを持った人材の育成を目指します。」とあり、子育て支援や教育の充実について書かれていますので一読ください。

3. 長岡の教育について

(1)米百俵のまち長岡 教育大綱

 昨年12月、市長が長岡市の教育大綱を定めました。タイトルは「米百俵のまち長岡 教育大綱」です。大綱の策定にあたっては、3回の総合教育会議における市長と教育委員との協議を経て、乳幼児期から義務教育終了までの子育てを含む人づくりという観点からまとめました。基本理念を「子どもたち一人ひとりの個性が輝き、幸せを創り出していける教育の推進」とし、5つの基本方針を掲げています。昨年12月に校長には説明済みですので、今年度新たに長岡の校長となった皆さんは、ご確認ください。この大綱を尊重し、市長と教育委員会がこれまで以上に協力・連携して、長岡市の教育の更なる充実・向上に取り組んでまいります。
 特に、この教育大綱の基本理念にある「幸せを創り出していける教育」を強く意識してください。一人ひとりの個性が違うことと同様に、一人ひとりの幸せも、何を幸せだと思うのかも違います。子どもたちが自分の幸せや自分の目指す方向に気付けるよう、その基礎を作るのが私たちの役割だと考えます。

(2)子育て支援と教育の一元化

 長岡市は、平成19年度に母子保健、子育て支援、保育園などに関する業務を教育委員会に移管し、妊婦の支援から保育・幼児教育を主に行う子育て支援部、学校教育を主に行う教育部の二つの部で、子どもの成長に合わせた一貫性のある支援・教育に早くから取り組んできました。今年度は、子どもたちが夢と希望を抱けるよう、安心して子育てができるまちづくりをさらに進めることから、「子育て支援部」を「子ども未来部」と改称しました。
 入学前に行政がしっかりと関わって子育ての支援をしていることについて理解いただき、幼稚園・保育園と小・中学校の連携をさらに強めてください。
 また、特別支援教育に力を入れているのも長岡市の大きな特徴です。長岡市立の学校として、平成6(1994)年に養護学校を開校しました。平成11(1999)年に高等部を開設し、昨年度には高等部を分離本校化した「高等総合支援学校」を開校しました。特別な支援を必要とする児童・生徒への支援を充実させるとともに特別支援教育のセンター的機能を高めていますので、市立小・中学校は大いに活用ください。
 さらに、すこやか応援チームや特別支援教育専門相談員が、特別な支援が必要な児童に早期に気付き、就学前から就学後まで継続的な就学支援を行う、「こどもすこやか応援事業」も行っています。
 そして、今年度は、学校教育課特別支援教育係にインクルーシブ教育システムコーディネーターを配置し、本人・保護者との合意形成に基づいた合理的配慮の提供について指導・助言を行います。
 長岡市としては、特別な支援を必要とする生徒が、学校を卒業した後も社会の一員として活躍したり、役割を果たしたりしていけるように支援し続けたいと考えていますので、協力をお願いします。

(3)熱中!感動!夢づくり教育

 平成の米百俵「熱中!感動!夢づくり教育」は、12年目を迎え、昨年度より4事業増やし83の事業を展開します。予算も9千万円増の約5億4千万円をかけています。
 感動ほど人を変えるものはないと言われています。ぜひ、「熱中!感動!夢づくり教育」の事業を有効に活用し、子どもたちに感動を与えてください。同時に、保護者・地域の皆さんにも「熱中!感動!夢づくり教育」を大いに紹介くださいますようお願いします。

4. 学校経営について

(1)学校裁量・校長裁量

 長岡市教育委員会は、各校の自主性、主体性、創意工夫を最大限尊重します。そのために裁量予算を配当します。校長の大胆な発想で、思い切った教育活動を行ってもらいたいという大きな期待をもっています。どうぞ、自分の思い描く学校像実現のために思う存分、リーダーシップを発揮してください。
 ただ、思いどおりにできるということは、その裏には責任があります。常にその責任を意識をしながら、特色ある教育活動を展開してください。

(2)地域との関係づくり

 地域や保護者との連携を深め、学校を応援してもらうことは、これからの学校づくりには欠かせません。そのためには、地域や保護者とのよりよい関係づくりを校長が率先して進める必要があります。
 米百俵のまちですので、教育に対する思いをお持ちの方がたくさんいらっしゃいます。PTA、後援会だけでなく、地域委員会、町内会、区長会、総代会等、様々な団体があります。その中には、学校に支援したいという方がたくさんいらっしゃいます。まずは、その方々の話を聞いてください。また、長岡の人間は酒好きですから、地域の方々と一杯酒を酌み交わし、腹を割って話を聞いたり、話を聞いてもらったりできるような関係をつくってください。

(3)経営者としての心構え

 校長には、子どもたちへの愛情、そして教育に対する情熱・使命感といった教育者としての資質が求められるのは当然のことですが、もう一つ、学校経営者としての資質が重要です。学校という組織体の経営者としても学び続けてください。 
 校長は、一人ひとりの子どもの力を伸ばすことはもちろんですが、そこで働く組織体の方向付けをしっかりと示すことが求められます。明確な経営方針をもって、それを教職員や保護者・地域住民にしっかりと伝えてください。
 また、一人ひとりの教職員のもつ力を的確に把握し、その力を十分に引き出し、伸ばしていくことも経営者として大切なことです。頑張りを認め、励まし、更に頑張ろうという力が湧くような声かけをしてください。そして、この校長となら一緒に頑張れるという関係を築いてください。
 同時に、教職員の働きやすい職場環境づくり、一体感のある職員集団づくりにも努めてください。教職員が自信をもち、生き生きと教育活動に取り組むことのできる学校経営をお願いします。これが、教職員の不祥事の根絶につながると考えます。

5. 危機管理について

(1)大きな災害への備え

 東日本大震災から5年以上経過した現在でも、長岡市内に一時避難して学校生活を送っている児童・生徒が48名います。該当校の校長は、そのような児童・生徒、保護者に対して引き続き温かい配慮と支援をお願いします。
 また、このような大きな災害は、いつ発生するか分かりません。校長は常に危機管理の意識をもち、陣頭指揮を執る構えでいてください。原子力防災のDVDが各学校に配られています。実際に事故が発生したとき、UPZ(緊急時防護措置準備区域)内の学校では緊急に避難しなければいけないこともあり得ますから、今年度新たに長岡の校長となった皆さんは、よく学習してください。

(2)日頃の危機管理

 長岡市内の学校には、子どもが2万1千人以上います。その数の子どもたちが日々活動しているわけですから、何か起こることは覚悟しています。
 救急搬送、給食でのアレルギー発生、事故、不審者、クレームなど様々な危機が発生しますが、一番大事なことは起きたときにどう対応するかです。それを危機管理の対象だと思うかどうかで、その後が決まってきます。初期の対応がとても大切です。
 最初から校長が陣頭指揮をとらなければいけませんが、児童・生徒に直接接する教職員の対応や現場の判断が重要になる場合も少なくありません。全ての教職員の危機意識を高めるとともに、臨機応変に適切な処置がとれるよう危機管理マニュアルの徹底や日頃の訓練も確実に行ってください。避難訓練については、保護者への引き渡し、予告なしでの実施、防災教育授業との連動などの工夫を行ってください。
 いじめ、非行などの問題行動や子どもの命に関わる問題については、わずかなサインを見逃すことなく、教育委員会や警察等の関係機関とすぐに連携し、子どもの命を守ることを最優先に考えた対応をしてください。このような問題について、学校の中で解決できると思っても報告はお願いします。長岡市教育委員会は、学校を全面的に支援します。

6. おわりに

 健康は、一人ひとりの大切な問題です。校長自らが健康であるとともに教職員の健康管理にも気配りしてください。早めの対応、早めの相談、早めの受診をお願いします。メンタルヘルスについても同様です。常々、いわゆる精神的な関係でリタイアする学校や市の職員がいるということを非常に残念だと思っています。風通しよく、笑いが絶えないような職員室、誰もが安心できる学校を目指してください。
 平成28年度長岡市の教育を一緒に頑張っていきましょう。どうぞよろしくお願いします。

このページの担当

学校教育課
TEL:0258-39-2249  FAX:0258-39-4710
メール:gakkyo@kome100.ne.jp

このページに関するアンケート

質問:このページの情報は役に立ちましたか。
情報の内容   
質問:このページは見つけやすかったですか。
見つけやすさ   
質問:このページはどのようにしてたどり着きましたか。
たどり着き    
質問:長岡市ホームページはどれくらいの頻度でご覧になりますか。
頻度   
ご意見がありましたらご記入ください。
その他 回答が必要な内容に関しましては、上記担当部署へ直接お問い合わせください。また、個人情報は記入しないでください。